#80【中学校社会科 歴史ノート】第二次世界大戦② アジア・太平洋戦争

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てぃ~ちゃ~Mです

今回は#80【中学校社会科 歴史】「第二次世界大戦② アジア・太平洋戦争」を紹介します

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ノート用まとめ

アジア・太平洋戦争

日本の東南アジア侵略(南進)

日中戦争の行き詰まり

1940年~フランス領インドシナの北部を占領

・連合国から中国への支援ルートを断ち切る

・軍需物資の確保(石油やゴムなど)

⇒ABCD包囲網(アメリカ、イギリス、中国、オランダ)

・・・石油、鉄を日本へ輸出することを禁止

1940年~日独伊三国軍事同盟(に対し41年に大西洋憲章)

1941年~日ソ中立条約

日本の宣戦布告

1941年~東条英機が首相になる(陸軍大臣)

1941年~12月1日に開戦決定・・・昭和天皇の御前会議

1941年~12月8日に日本軍が奇襲攻撃・・・マレー半島(陸軍)や真珠湾攻撃(海軍)

日本の占領政策

大東亜共栄圏

・香港、フィリピン、シンガポール、ビルマ、インドネシアなどを占領

・植民地化支配と解放の両方からの見方がある

勉強復習、予習、テスト勉強などの参考にどうぞ(^_^)

▼歴史記事▼

本記事の内容:第二次世界大戦がわかる(2回目)

日本の進軍

1937年に始まった中国との日中戦争が長引いていた1940年に、フランスがドイツにやられました。これをきっかけに、日本軍もフランスが支配していた地域へ攻め込みます

1940年、フランスが支配していたインドシナ半島の東部へ侵攻する目的は2つあります

一つは、中国を援助しているアメリカやイギリスの補給路(資源)を切り離すためです

アメリカはフィリピン、イギリスは現在のミャンマーやインドネシアを支配していましたが、アメリカやイギリスがなぜ中国を支援するのか?

一つに、中国は魅力的な貿易国です。もう一つは、中国国内にある共産主義勢力。共産主義の広まりを良しとしないアメリカなどは武器の無償提供を行うことで共産主義化を防ごうとしたとも考えられています

日本がインドシナ半島へ侵攻したもう一つの理由は、日本が資源を得るためです

アメリカは日本に対して中国や東南アジアからの撤兵を要求したが最終的に話はまとまらずアメリカとの戦争にも突入します

こうして、日本が南進(南へ進攻)することで、アメリカ中心に「ABCD包囲網」が作られ、日本への物資の輸入が禁止されました。(満州事変のころから貿易制限はありましたが、石油を輸出禁止にすることで完結)

日本は当時、石油や鉄の多くをアメリカから輸入していましたがそれがなくなります

ですが、この時すでに、日本がアメリカを敵国としてみていました

それが1940年に結ばれた「日独伊三国軍事同盟」です

これは1937年の「日独伊三国防共協定」の結束を強めるためという風に書かれたりしますが

防共協定は共産主義を防ぐという目的、つまり対ソ連です

軍事同盟は「どこかの国が攻撃してきたら日本とドイツとイタリアで協力しましょう」という事です

アメリカが参戦するとしたら敵側になることは確実なので、一つは、アメリカを参戦させないという目的で、もう一つは、アメリカが参戦したときはみんなでやっつけようという目的で結ばれた約束です。つまり対アメリカですね

日独伊三国軍事同盟

  • ヨーロッパにおける独伊と、大東亜における日本の、それぞれの新秩序建設においての指導的地位を相互に認め、尊重しあうこと、
  • そのための三国の相互協力と、いずれか一国が現在交戦中でない他国に攻撃されたときは、三国はあらゆる政治的・経済的・軍事的方法により、互いに援助すること、
  • 前記の条項は三国それぞれとソ連との間の状態には影響を及ぼさないこと、
  • 有効期間は10年とすること、など。

これで、第二次世界大戦におけるヨーロッパとアジアが戦場になることが決定的になったわけです

ここにある、指導的立場というのが、日本が掲げた「大東亜共栄圏」。

アジアの中心になってアジアを導いていこうという考えです。ですが、今でいうEUを目指したのか、それとも帝国を目指したのか、微妙ですね

先ほどの防共協定の延長ではないという理由に、1941年4月に日本はソ連との間に「日ソ中立条約」を結んでいます

簡単に言うと、ほかの国と戦争になったときには関わらないということです

現状まとめると

  • こうして、北はソ連と戦争をしない約束をし、中国と戦争をしながら、南を攻めていくという形が確認できました
  • ドイツとイタリアと協力し、アメリカやイギリス・中国と対立し、ソ連とは関わらずという方向性も確認できました
  • 日本には資源の確保先も輸入には頼れないということも確認できました
  • 「大東亜共栄圏」の構想という日本の方針も確認できました

そんな中、日本の軍国主義化は強まっていきます

太平洋戦争

1941年の10月に陸軍大臣であった「東条英機」が首相になります

政府は戦争への準備を進め、昭和天皇の御前会議で開戦が決定されます

日本軍のイギリス領マレー半島攻撃により始まり、真珠湾アメリカ軍基地への奇襲攻撃

日本が、主にアメリカ、イギリスやオランダに宣戦布告することで太平洋戦争がはじまります(第二次世界大戦の局面)

枢軸国と連合国とが戦闘を行ったほか、日本がアメリカ、イギリス、オランダに開戦をしたことで、蒋介石の中華民国政府が日本に対して正式に宣戦布告し、日中戦争も大きく含める戦争となりました

日本軍は東南アジア各地や南太平洋の島々を占領するが、1942年にはミッドウェー海戦で敗北し、次第に戦況は不利になっていきます

問題

頻出問題①

第二次世界大戦の局面の一つで、日本やドイツなど枢軸国と、連合国の戦争における日対米局面を連合国側から見た呼び方。

日本軍のイギリス領マレー半島攻撃により始まった、枢軸国と連合国とが戦闘を行った戦争を何というか空欄に当てはまる語句を下から選んで答えなさい。

○○○戦争

【 太平洋 大西洋 インド洋 】

答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2020/02/26/post-2281/

頻出問題②

1941年8月、英国首相チャーチルと米国大統領ルーズベルトが会談して発表した共同宣言。第二次大戦と戦後の世界秩序についての構想を示したもの。

領土の不拡大、政体選択の自由、各国間の経済協力、恐怖および欠乏からの解放、武力行使の放棄などを何というか空欄に当てはまる語句を下から選んで答えなさい。

○○○憲章

【 太平洋 大西洋 インド洋 】

答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2020/02/26/post-2284/

頻出問題③

日独伊三国軍事同盟とは、1940年9月,ベルリンで調印された3ヵ国の条約に基づく軍事同盟で、1936年に締結された日独防共協定,1937年の日独伊防共協定を引き継ぎ,3国の指導的地位,相互軍事援助が取り決められた。この同盟での三国に当てはまらない国を以下から選んで答えなさい。

【 イタリア ドイツ イギリス 】

答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2020/02/26/post-2287/

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