こんにちは
てぃーちゃーMです
あなたも、そのつもりはなくてもつい
汚い言葉を使ってしまったことがありますよね?
そんな時
「大丈夫か心配だ・・・」
「保護者からクレームがくるかも」
「生徒はどう思っているだろう・・・」
と不安になると思います
そんな時に、使っても大丈夫な言葉、ダメな言葉、最悪のケースなどを知っておくと
「今回は大丈夫だろう!」と安心できますし、生徒へのフォローもしやすくなります
私も教師の頃は、言葉遣いが悪かったので何度か保護者からもお叱りの言葉をいただきました
その甲斐?あって、2校目の転勤先では言葉遣いに関するクレームは一切ありませんでした
この記事では
- 言ったらダメな言葉
- 最悪のケース
- 対処法
- 考え方
を紹介します
この記事を読み終えると、言葉を選んで話ができるようになっています
(関連記事:▲学校内での暴力は生徒と教師の立場で全部で4種類ある【校内暴力とは】▲)
そもそも、どういった言葉遣いを心がければいい?
結論から言うと
信頼関係や地域性もあるから話し方は何でもいい
ということです
なぜなら、下町には下町の話し方があり
上品な町には上品な話し方があります
地域によって住む人が違えば、地域の文化も変わってきて当たり前だからです
実際に、公立の学校は地域性も考慮して校区が決められています
近い場合はそれほど地域性に差はないかもしれませんが
それでも隣同士の学校であっても、荒れてる、荒れてないはできてきます
近くにあっても中身が違う事は大いにあります
また、同じ公立であっても、経済の格差は地域によってあります
経済の格差と言葉遣いがはっきりと関連性があるかというと、そうとは言えませんが
経済的に裕福な家庭が多い地域は、進学校を意識する家庭が多いです
逆の地域は、高校も、とりあえずいけたらいいかなという家庭が多いです
経済の格差が学力への力の注ぎ具合に影響を与えることは下のグラフでも明確です
生徒との信頼関係の度合いや地域性に応じた話し方がベストという事です
言っちゃった、どうしよう?
信頼関係や地域性と言っても言葉遣いや話し方には
つい言ってしまうという場合がありますよね
本当に言ってはいけないことを言ってしまった場合は
誠意のある謝罪
生徒たちの見本となるゴメンなさいが必要です
言葉は取り戻すことができないので、自分の反省を示すほか手はありません
もちろん謝罪で済めばいいのですが・・・
どういった言葉がダメなのかを知っていれば気を付けることはできます
また最悪のケースも覚悟しましょう
言ったらダメな言葉
これは、人格否定、将来の否定、目標の否定などです
教師とは将来へ夢へ導いていく存在です
その導いてくれる人に否定されることほど
精神的なダメージを受けることはありません
実際に、先生からの何気ない一言で、登校拒否になるケースもあります
例えば、学期末の懇談で成績の悪かった生徒に「出来てないね」と何気なく言った一言が不登校を招いたケースもあります
その他、「その高校は無理だろ」「途中で退部するような人は進路も達成できないだろう」「君には無理」などです
生徒を否定する言葉はNGワードです
最悪のケース
懲戒処分などは無い可能性が高いですが、担任を外されたり顧問をはずされたりはします
管理職からは注意程度ですが、学校内での生徒に対する立場などに影響します
実際に、部活動指導の際、言葉遣いに人を否定するような言葉を使っていた教師が
保護者からのクレームを受けて顧問を外されました
それだけが原因ではありませんが、暴言は言葉の暴力=体罰です
今後より一層、言葉に関しての罰則は厳しくなっていくでしょう
じゃあ、どんな言葉遣いが良いの?
良いというより使ってはダメな話し方を知りましょう
教師はロボットではありません
生徒との普通の会話を制限されてしまうと、クラスや学校の雰囲気がとっても悪くなります
言葉を使う教師が気を付けるべき話し方を知っておいた方が良いですよね?
以下に気を付けるポイントを5つにまとめます
ポイント1:感情的な言葉
「やってられるか」「本当に腹が立つな」など
教師という仕事をしているときに怒るという感情はいりません
生徒がダメなことをしたときには叱ってあげましょう
怒るは自分の感情です、叱るは相手の行動を考えさせる機会です
ですが、叱ってばっかりの先生もたまにいますがそれもNGです
8対2ぐらいで
褒めると叱るでいいでしょう(叱ることが無ければ10対0でも全然OK)
ポイント2:心がこもっていない誉め言葉
「褒める」は意識しないとできません
ですが、何となくの誉め言葉はあなたの価値を下げます
褒めるという行為には前後関係が必要です
できなかったことができるようになったが基本です
あなたが知らなかった、生徒の良い点に気付いた時も褒めるタイミングです
ですが、そういったときに、作業的な「はいありがとう」というと
生徒もがっかりですよね?
褒めるポイントに気付くためには
普段から生徒の観察が必要です
小さなことでも構いません、良い変化をたくさん見つけて
あなた自身がその変化をうれしく思う事で、出てくる誉め言葉で
生徒をほめてあげましょう
それが心のこもった誉め言葉です
ポイント3:簡潔にわかりやすくが基本
生徒と対応するときは中学生ならば小学生と、高校生ならば中学生に話しているように対応しましょう
あなたが目の前にしている中学生は
あなたが無意識に思い描く理想的な中学生になっています
あなたの話を理解し、くみ取ってくれる理想的な学生になっています
実際はそうではありません
「ハイ!」と元気のいい返事はするけど内容理解は半分以下と思った方が良いです
なので、伝えたいことは簡潔にわかりやすく伝えましょう
ダラダラ話したり、回りくどく話したりするのはダメです
また、抽象的な言葉も理解は難しいです
例えば、「ちょっと自習しときなさい」
それでは生徒たちは遊びだします
「5分間、教科書を読んでおきましょう」
が、正しい指示です
ポイント4:話し方
持論で押し通す、高圧的、威圧的、単調、表情に変化がない
などはダメです
生徒は部下ではありません
見方を変えると「お客様」もしくは「お客様の大切な人」です
もちろん商品を買ってくれる人ではないのでお客様ではないですが
あなたが公共サービスの提供者という立場で考えるならどうでしょう?
生徒や保護者は、サービスの利用者ですよね
現在は公共機関もサービスの向上は基本です
部下でもモノでもありません
大切なヒトと接しているのですから、人間らしい対応をしましょう
ポイント5:恩着せがましい、ネガティブ発言はNG
「君のために○○してあげたのだから」
「めんどくさいな~」「キツイな~」「しんどいな~」
こういったネガティブな発言は学校では絶対にタブーです
あなたが面白くないなと思った取り組みでも
生徒の前では楽しそうにふるまわなければなりません
それが仕事です
例えば、掃除でも、
あなたがイヤだとしても
「キレイになるってとっても気持ちいいよな!」
と笑顔で言えないといけません
間違っても「やらないといけないことだから皆やれ!!」なんて言ってはダメです
そういった言葉は人の言葉を借りると、あなたの本心ではないと生徒は見抜きます
だから、心を言葉に合わせていかなければなりません
ですが、あなたなら大丈夫です
ここまでこの記事を読んでいるなら
受け売り、命令、そういった言葉は使わないよう意識できるでしょう
まとめ
今回で一番大切なポイントを伝えます
話すとは動詞であり行動で、行動とは感情の次ではないということ
どういうことかというと
刺激→感情→思考→行動
であって、人間は感情の赴くままに行動しているのではありません
人間以外の動物は
刺激→行動
です
ですが、人間は思考という特別な回路を持っています
詳しくは「7つの習慣」を読めばわかります
あなたが発する言葉は必ず
あなたがコントロールできる行動という事です
- 言葉遣いの心がけ
- 言ったらダメな人格や目標を否定する言葉
- つい言ってしまった時の対処法は誠意ある謝罪
- 話し方のポイント
- ポイント1:感情的な言葉
- ポイント2:心がこもっていない誉め言葉
- ポイント3:簡潔にわかりやすくが基本
- ポイント4:話し方
- ポイント5:恩着せがましい、ネガティブ発言はNG
です
言葉は取り戻せないので、あなた自身をコントロールして
生徒との良好な関係を築いてください
最後までご覧いただきありがとうございました
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