教員採用試験対策 学校教育法2【学校の目的・目標】

学校教育法

教員採用試験対策 学校教育法2【学校の目的・目標】

こんにちは

鹿児島県で令和5年度採用の教員採用試験に不合格だったヤマシロです

冒頭にネガティブな文章を書くのは自分を奮い立たせるためです

ご覧になっているアナタも一緒に頑張りましょうね

今回は

「学校教育法」にある【学校の目的・目標(メイン中学校)】

です

小学校・中学校・義務教育学校の目的・目標

小学校の目的

小学校は、心身の発達に応じて、義務教育として行われる普通教育のうち基礎的なものを施すことを目的とする

中学校の目的

中学校は、小学校における教育の基礎の上に、心身の発達に応じて、義務教育として行われる普通教育を施すことを目的とする

義務教育学校の目的

義務教育学校は、心身の発達に応じて、義務教育として行われる普通教育を基礎的なモノから一貫して施すことを目的としている

小・中・義務教育学校の目標

学校教育法21条各号に掲げる目標を達成するよう行われるものとする

小学校も中学校も義務教育学校もすべて同じ目標を設定している

小学校(30条)・中学校(46条)・義務教育学校(49条)

1,学校内外における社会的活動を促進し、自主、自律および協同の精神、規範意識、公正な判断ならびに公共の精神に基づき主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。

2,学校内外における自然体験活動を促進し、生命および自然を尊重する精神ならびに環境の保全に寄与する態度を養うこと。

3,我が国と郷土の現状と歴史について、正しい理解に導き、伝統と文化を尊重し、それらを育んできた我が国と郷土を愛する態度を養うとともに、進んで外国の文化を理解を通じて、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。

4,家族と家庭の役割、生活に必要な衣、食、住、情報、産業その他の事項について基礎的な理解と技能を養うこと

5,読書に親しませ、生活に必要な国語を正しく理解し、使用する基礎的な能力を養うこと。

6,生活に必要な数量的な関係を正しく理解し、処理する基礎的な能力を養うこと。

7、生活に関わる自然現象について、観察および実験を通じて、科学的に理解し、処理する基礎的な能力を養うこと。

8、健康、安全で幸福な生活のために必要な習慣を養うとともに、運動を通じて体力を養い、心身の調和的発達を図ること。

9、生活を明るく豊かにする音楽、美術、文芸その他の芸術について基礎的な理解と技能を養うこと。

10,職業についての基礎的な知識と技能、勤労を重んずる態度および個性に応じて将来の進路を選択する能力を養うこと。

小学校の目標②

前項の場合においては、生涯にわたり学習する基盤が培われるよう、基礎的な知識および技能を習得させるとともに、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力その他の能力をはぐくみ、主体的に学習に取り組む態度を養うことに、特に意を用いなければならない(30条2項)

幼稚園の目的・目標

目的

幼稚園は、義務教育およびその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする。(22条)

目標

1,健康、安全で幸福な生活のために必要な基礎的な習慣を養い、身体諸機能の調和的発達を図ること。

2,集団生活を通じて、喜んでこれに参加する態度を養うとともに家族や身近な人への信頼感を深め、自主、自律および協同の精神ならびに規範意識の芽生えを養うこと。

3、身近な社会生活、生命および自然に対する興味を養い、それらに対する正しい理解と態度および思考力の芽生えを養うこと。

4、日常の会話や、絵本、童話などに親しむことを通じて、言葉の使い方を正しく導くとともに、相手の話を理解しようとする態度を養うこと。

5,音楽、身体による表現、造形などに親しむことを通じて、豊かな感性と表現力の芽生えを養うこと。

中等教育学校の目的・目標

目的

中等教育学校は、小学校における教育の基礎の上に、心身の発達および進路に応じて、義務教育として行われる普通教育ならびに高度な普通教育および専門教育を一貫して施すことを目的とする。(63条)

目標 (64条)

1,豊かな人間性、創造性および健やかな身体を養い、国家および社会の形成者として必要な資質を養うこと。

2,社会において果たさなければならない使命の自覚に基づき、個性に応じて将来の進路を決定させ、一般的な教養を高め、専門的な知識、技術および技能を習得させること。

3,個性の確率に努めるとともに、社会について、広く深い理解と健全な批判力を養い、社会の発展に寄与する態度を養うこと。

高等学校の目的・目標

目的

高等学校は、中学校における教育の基礎の上に、心身の発達および進路に応じて、高度な普通教育および専門教育を施すことを目的とする。(50条)

目標

1,義務教育として行われる普通教育の成果をさらに発展拡充させて、豊かな人間性、創造性および健やかな身体を養い、国家および社会の形成者として必要な資質を養うこと。

2,社会において果たさなければならない使命の自覚に基づき、個性に応じて将来の進路を決定させ、一般的な教養を高め、専門的な知識、技術および技能を習得させること。

3,個性の確率に努めるとともに、社会について、広く深い理解と健全な批判力を養い、社会の発展に寄与する態度を養うこと。

特別支援学校・大学・高等専門学校の目的

特別支援学校の目的

特別支援学校は、視覚障害者、聴覚障害者、知的障害者、肢体不自由者、または病弱者(身体虚弱者を含む)に対して、幼稚園、小学校、中学校、または高等学校に準ずる教育を施すとともに、生涯による学習上、または生活上の困難を克服し自立を図るために必要な知識技能を授けることを目的とする。(72条)

大学の目的

大学は、学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的および応用的能力を展開させることを目的とする。(83条)

高等専門学校の目的

高等専門学校は、深く専門の学芸を教授し、職業に必要な能力を育成することを目的とする。(115条)

まとめ

自分が受験する校種の目的と目標は覚えたほうが良い

特に大切なところは「小中の目標(第21条)の1~10

簡単にまとめると

  1. 自主、自律、協同の精神、規範意識、公正な判断ならびに公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画と発展への寄与する態度を養う
  2. 自然体験活動で、生命および自然を尊重する精神と環境保全への態度を養う。
  3. 我が国と郷土の現状と歴史への正しい理解、伝統と文化の尊重、我が国と郷土を愛する態度、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う。
  4. 家族と家庭、衣、食、住、情報、産業などについて基礎的な理解と技能を養う。
  5. 生活に必要な国語を正しく理解、使用する基礎的な能力を養う。
  6. 生活に必要な数量的な関係を正しく理解し、処理する基礎的な能力を養うこと。
  7. 生活の自然現象について、観察や実験を通じて、科学的理解、処理する基礎的な能力を養う。
  8. 健康、安全で幸福な生活のために運動を通じて体力を養い、心身の調和的発達を図る習慣をもつ。
  9. 音楽、美術、文芸その他の芸術について基礎的な理解と技能を養う。
  10. 職業についての基礎的な知識と技能、勤労を重んずる態度、個性に合った進路選択能力を養う。
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