こんにちは
てぃ~ちゃ~Mです
今回は#19「アフリカ(地理)」を紹介します
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気候・地理
サハラ砂漠、カラハリ砂漠
ナイル川、ニジェール川
ギニア湾、地中海
アトラス山脈、エチオピア高原、コンゴ盆地
マダガスカル島
気候
アフリカ大陸北西部・・・地中海性気候
サハラ砂漠付近(北アフリカ)・・・砂漠気候
赤道沿岸部・・・熱帯雨林気候
赤道内陸部・・・サバナ気候
南アフリカ・・・砂漠気候。ステップ気候、温帯
産業
砂漠地帯~オアシス・・・なつめやし。ナイル川流域・・・小麦や綿花。遊牧(ラクダ、ヤギなど)
サヘル~サハラ砂漠の南に広がる半乾燥地帯。焼畑農業。森林減少→砂漠化
ギニア湾岸~カカオ・・・植民地時代のプランテーションで栽培(コートジボワール、ガーナ、ナイジェリアなど)世界の50%以上の生産量
単一作物に頼る傾向がある(収穫量や価格の変動が大きい)
→モノカルチャー経済~特定の商品作物や資源の輸出に頼る(カカオ、油やし、コーヒー、茶、石油、金、ダイヤモンドなどいろいろ)不安定な経済
→利益が少なく、食料不足にもなりやすい→貧困をまねく
→NGO(非政府組織)やAU(アフリカ連合)の食料増産や貧困対策
歴史
15世紀後半~ヨーロッパ人の進出・・・「象牙海岸」「奴隷海岸」「黄金海岸」ギニア湾が拠点
19世紀~ヨーロッパ諸国による分割、植民地化・・・プランテーション、鉱山開発
1960年~「アフリカの年」・・・アフリカ諸国の独立
現在~民族間の対立や内戦・・・民族の分布と異なる国境線。NGO、AUなどが平和、民主主義、難民対策などに取り組んでいる
アパルトヘイト~人種隔離政策
南アフリカ共和国の人種隔離政策(白人による黒人差別)→世界中からの非難をあび1991年に廃止→1994年の全人種参加の選挙で黒人の大統領ネルソン・マンデラの当選により完全廃止。
南アフリカ共和国・・・豊かな鉱産資源(金、ダイヤモンド、石炭やレアメタル)
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内容
地理
アフリカ大陸で抑えておくべきポイントは
赤道の位置と本初子午線の位置が一番重要です
世界最大の砂漠であるサハラ砂漠も押さえておくポイントで、サハラ砂漠の南部をサヘルと呼ぶこともよくテストで出ます
ナイル川は世界最長の河川で、歴史との複合問題も出しやすいです
ギニア湾上に赤道と本初子午線の交点があるので覚えておくとよいでしょう
アフリカ大陸の北部にはアトラス山脈がありヨーロッパとの間に地中海が広がっています
エチオピア高原から流れ出た大量の雨がナイル川を形成しています
古代のエジプト文明は、ナイル川の反乱が・・・・とありましたが、エチオピア高原に季節風がぶつかり周辺に雨を降らして、川を下り地中海に流れ出る際に洪水になってエジプトで水をあふれさせたので地理と歴史とがからみますね
他の地名もノート分ぐらいは覚えておいたほうが安全です
気候
ノート用には細かく書いてありますが大体覚えておくことは
赤道直下の内陸は熱帯でサバナ気候(ディズニー映画のライオンキングの大地のイメージ)
赤道直下の海側は熱帯雨林(ディズニー映画のターザンの森のイメージ)
北部は砂漠メインで地中海付近は一部温帯
南部も乾燥帯と温帯が広がっている感じで覚えておけば大丈夫です
産業
砂漠地帯のオアシス周辺でなつめやしなどが栽培されていたりします
ナイル川流域では小麦や綿花
その他の砂漠地帯では遊牧でラクダやヤギなどを飼育しています
サヘルと呼ばれる、サハラ砂漠の南に広がる半乾燥地帯では綿花や落花生などが作られていますが焼畑農業がおこなわれたりすることで森林減少から砂漠化の拡大につながったりしている
ギニア湾岸で盛んな農作物がカカオ
カカオはチョコレートの原料です
植民地時代のプランテーションで栽培しています
コートジボワール、ガーナ、ナイジェリアなどが有名で、世界の50%以上の生産量をあげる世界有数のカカオ生産地域です
ですが問題もあります
「児童労働」です
色々な理由がありますが、親が学校を知らないから必要性を感じてないので働かせたり、授業料が無料でなかったり、先生の人数が足りなかったりといろいろな理由で子供が働いている現状もあります
カカオやコーヒーなどはプランテーションでの生産が多いため
現在ではフェアトレードと言って適正価格で取引を進めています
(今までは安くで買い取るという事も多かった)
ですが単一作物に頼る傾向は、収穫量や価格の変動が大きいというリスクもあります
そのような経済の状態を「モノカルチャー経済」といいます
モノカルチャー経済~特定の商品作物や資源の輸出に頼る(カカオ、油やし、コーヒー、茶、石油、金、ダイヤモンドなどいろいろ)不安定な経済
モノカルチャー経済は、作物の出来具合によって豊作でも利益が少ない場合があります
そもそも食料となる物をメインで作っているわけではないので食料不足にもなりやすく
貧困をまねく原因の一つです
そういった貧困対策としてNGO(非政府組織)やAU(アフリカ連合)の食料増産や貧困対策などに取り組んでいます
歴史
15世紀後半~ヨーロッパ人の進出があり「象牙海岸」「奴隷海岸」「黄金海岸」と呼ばれる地域があります。その名の通り昔に、ギニア湾が拠点となってそれらの貿易が行われたという事です
19世紀にはさらに、ヨーロッパ諸国による分割、植民地化が進みます
ヨーロッパ人はアフリカ大陸でプランテーション経営や鉱山開発を行いました
第二次世界大戦後、様々な地域で独立が進む中、アフリカでも独立の動きは起こりました
1960年はアフリカの様々な国が独立したので「アフリカの年」と呼ばれています
ですが現在でも民族間の対立や内戦が絶えない状態です
理由は、民族の分布と異なる国境線が引かれていること
ヨーロッパ人の植民地時代に地図上で引かれた国境線によって
本来の民族の分布ではない境界線が作られたことが原因です
また、貧困なども争いを引き起こす要因ですね
そういった、民族間の争いや平和に向けて、民主主義に向けて取り組んでいるのが
NGOやAUです
アフリカ食の首脳が集まり会議なども開かれています
平和、民主主義、難民対策など実現していってほしいですね
アパルトヘイト
以前の南アフリカ共和国では「人種隔離政策」といって
白人による黒人差別がありました
1948年に法律で制定され1991年まで続きました(1994年に完全廃止)
選挙権や仕事、済むところからトイレなども白人用、黒人用と分けたりしました
ですがこの政策は世界中からの非難をあび1991年に廃止→1994年に全人種参加の選挙で黒人の大統領ネルソン・マンデラの当選によって完全廃止されました
ネルソンマンデラの話は「インビクタス」という映画にもなっています(ラグビーの南アフリカ代表と大統領、アパルトヘイトなどをからめた面白い映画です)
近年注目されているのは、南アフリカ共和国の豊かな鉱産資源です
金、ダイヤモンド、石炭やレアメタルなどの輸出で、アフリカの中では高い経済成長率になっています
そんな南アフリカ共和国は2000年以降の急速な経済成長でBRICS(ブリックス)と呼ばれる一つの国です(Sがサウスアフリカ)
まとめ
ヨーロッパとのつながり、資源の埋蔵など今後の成長も大いにあるアフリカです
環境や政治の課題も多く、自然破壊、砂漠化、難民、内戦や紛争などもこれからの課題でしょう
多くの民族が伝統的な宗教や風習、文化を持っている多様性に満ちた魅力的な大陸です
アフリカ北部ではイスラム教が中心ですがそれ以外の地域は民俗信仰などが多く残っています
赤や緑、黄色や黒を用いた汎アフリカ色と言われるアフリカカラーも日本のレゲエミュージックやファッションでも取り入れられていたりと世界的に定着している文化もあります
人類の発生でもある母なる大地
色々な面で知っていて学べる地域です
導入はDVDかアフリカン音楽でいいですね
問題
頻出問題①
サハラ砂漠南縁部に広がる半乾燥地域をさして何と呼ぶか答えなさい。
答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2019/08/17/post-3339/
頻出問題②
シャルル・ド・ゴールというフランスの大統領の措置で13カ国の独立が認められたフランスを主に、アフリカ大陸で17カ国が植民地からの独立を達成し、脱植民地化が進んだ「アフリカの年」と呼ばれる西暦がある。西暦何年か答えなさい。
答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2019/08/17/post-3342/
頻出問題③
単一の農作物を生産する農業の形態を指す言葉だが、単一の産品や産業に依存した経済を何経済と呼ぶか答えなさい。
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