こんにちは
てぃ~ちゃ~Mです
今回は#30「関東地方」を紹介します
▼今回のノート用文章はこちら▼
地形・気候
![](http://teacherceo-masajirusi.com/wp-content/uploads/2020/04/関東地方 地図-150x150.png)
関東平野、関東山地、越後山脈、東京湾、相模湾、霞ケ浦、三浦半島、房総半島、利根川(流域面積日本一)
関東ローム(層)・・・赤土の火山灰土→台地を形成
太平洋側の気候・・・
北部(内陸部):冬寒い、北西からの「からっ風」
南部(海岸部):冬も温暖、日本海流(暖流)の影響
都道府県と県庁所在地
神奈川県(横浜市)
東京都(東京(特別区(新宿)))
埼玉県(さいたま市)
群馬県(前橋市)
栃木県(宇都宮市)
茨城県(水戸市)
千葉県(千葉市)
東京
日本の首都
都心・・・東京の中心部=日本の中枢機能(日本の中心)
政治の中心・・・国会議事堂、最高裁判所、霞が関(官庁)など
経済の中心・・・日本銀行、東京証券取引所、企業の本社、銀行の本店など
文化・情報の中心・・・大学、出版社、マスコミなど
副都心・・・都心への機能集中をやわらげる~新宿、渋谷など商業、娯楽施設、オフィスビルなど
首都圏(東京大都市圏)
過密・・・東京への一極集中→地価が高くなる、交通渋滞や通勤ラッシュ、ゴミ問題など
ドーナツ化現象・・・郊外に住み、郊外から都心へ通勤・通学(昼間人口が多く、夜間人口が少ない)
開発・・・多摩ニュータウン(住宅など)、筑波研究学園都市(大学、研究所など)、臨海開発(お台場、ディズニーランドなど)
交通・・・
横浜港~国際貿易都市(工業製品の輸出、原料の輸入)
空港~ハブ空港としての機能・・・東京国際空港(羽田空港)/成田国際空港
工業
京浜工業地帯~日本最大級の工業地帯
埋め立て地の利用(川崎、横浜)や情報が集まる立地
特徴・・・機械工業、電気や自動車の工場が多く、出版関係も多い。下町には中小企業の町工場
京葉工業地域~東京湾の東側・・・石油化学や製鉄関係
内陸部~自動車、電気、電子機器の製造
北関東工業地域~製糸、織物業→自動車、電気、電子機器・・・高速道路沿いに工業団地
鹿島臨海工業地域~石油化学コンビナート、製鉄や火力発電
特徴・・・工業の発達と地域・製品の関係
中心部に情報が集まりやすいので出版や印刷工業がさかんになる
内陸の鉄道や高速道路沿いは、輸送が便利で用地の確保もしやすいため工業団地が形成される
原料の輸入と広い用地を確保できるので東京湾沿岸に鉄鋼や石油化学が発達する
農業
東京
1960年ごろ
東部の低地:水田
西部の台地:関東ローム層のため畑作が多い
現在は市街地の拡大で農業面積は減少
都市周辺
千葉~落花生やホウレン草など
近郊農業~三浦半島や房総半島南部で野菜の促成栽培
高冷地農業~群馬県の嬬恋村の高原野菜(抑制栽培)を輸送園芸農業
▼地理の記事一覧▼
内容
地形・気候
![](http://teacherceo-masajirusi.com/wp-content/uploads/2020/04/関東地方 地図-150x150.png)
関東平野は日本最大の平野なので覚えましょう(大阪平野と濃尾平野もあわせて)
利根川も日本最大の流域面積の河川なので覚えましょう(最長の信濃川もあわせて)
その他、覚えておく地名を載せました
関東山地、越後山脈、東京湾、相模湾、霞ケ浦、三浦半島、房総半島など
地形で重要なワードが
「関東ローム(層)」です
赤土の火山灰土で、台地を形成しています
この地層は農業にも影響を与えます
関東ロームは粘土層のため水はけが悪く、台地になっているため稲作が難しいです
ですが、適度な保水性と水はけなので畑作は多く行われています
(同じ火山灰地でも、シラス台地は水はけがよすぎる)
太平洋側の気候の地域になりますが
地域によって少し異なります
北部の内陸部は、冬は海岸部に比べると冷え込みます
北西からの「からっ風」が山地を超えて吹き込んでくるので体感は寒く感じますが、フェーン現象のため温度自体は少し上がっています
南部の海岸部は、比較的冬も温暖です
暖流の日本海流の影響があるためです
都道府県と県庁所在地
![](http://teacherceo-masajirusi.com/wp-content/uploads/2020/04/日本地図 緑-150x150.png)
動画で覚える都道府県と県庁所在地(YouTubeへ飛びます)
県庁所在地は都道府県名と違う地域が多いので覚えましょう
並びは関東地方で左下に位置する神奈川県から時計回りで紹介しています
「か・とう・さ・く・と・い・ち」と覚えましょう
- 神奈川県(横浜市)
- 東京都(東京(特別区(新宿)))
- 埼玉県(さいたま市)
- 群馬県(前橋市)
- 栃木県(宇都宮市)
- 茨城県(水戸市)
- 千葉県(千葉市)
東京
![](http://teacherceo-masajirusi.com/wp-content/uploads/2020/04/東京タワー-150x150.png)
日本の首都です
昔は京都が首都でした
明治時代になって天皇が皇居を移動したことにより江戸(東京)が首都になりました
東京の中心部を都心といいます
都心は日本の中心と言ってもいいでしょう
日本の中枢機能が集中しています
政治の中心という意味では
国会議事堂、最高裁判所、霞が関(官庁)などがあります
国会議員や公務員のトップクラスが集まっているところという事ですね
経済の中心という意味では
日本銀行、東京証券取引所、企業の本社、銀行の本店などがあります
Google mapでの東京散策でもおもしろいですよ(▲Google map▲)
文化・情報の中心という意味では
多くの有名な大学があり、出版社、マスコミなども集まっています
工業にも関係しますが、情報が集まるという事は
いち早く発信できる体制も必要ということ
だから印刷関係もおのずと発展していくことになります
また、人が集まっているので、そこは最新の情報も集まりやすい場所になります
政治、経済、文化などなど情報の最先端が集まりやすい地域です
ですが、東京の一部にすべての機能が集中するといろいろと問題も起こります(問題は後で書きます)
なので都市機能を分散させるようにしています
それが「副都心」です
都心への機能集中をやわらげるため、新宿、渋谷などにも商業、娯楽施設、オフィスビルなどが多くあります
首都圏(東京大都市圏)
東京などの一定の都市に人口が集中すると、交通渋滞や通勤ラッシュ、ゴミ問題など生活にかかわる問題が出てきます
過密が引き起こす問題ですね
その他、東京への一極集中によって土地の値段も変化します
土地の値段(地価)が高くなることで、人々の生活にも影響します
土地の値段が高くなることで、その地域には住みにくくなります(家賃が高くなる)
だから都心から離れたところ(地価の安いところ、家賃が安い郊外)に住みます
でも、仕事は都心にあるので都心まで通います
中心の人口(住民)は減り、郊外の人口が増える、人口の移動減少
それを「ドーナツ化現象」といいます
昼間の人口は多いけど、夜間の人口は減るのが都心の特徴です
郊外から都心へ通勤・通学する人が多いという事ですね
そういった問題の解決のために開発を行ったりします
多摩ニュータウン(住宅など)、筑波研究学園都市(大学、研究所、住宅など)、臨海開発(お台場、ディズニーランドなど)
人が分散できるような地域づくりを行っているという事です
通勤電車や通勤ラッシュは大変ですが
大きな交通路は日本の窓口としての機能も持っています
横浜は国際貿易都市です
横浜港からは様々な工業製品の輸出が行われ、逆に原料の輸入が行われています
また、ハブ空港としての機能をもつ空港、東京国際空港(羽田空港)や成田国際空港は空の玄関口です
人だけでなく、様々な製品も運ばれています
工業
![](http://teacherceo-masajirusi.com/wp-content/uploads/2020/04/京浜工業地帯-150x150.png)
京浜工業地帯があります
東京の「京」と横浜の「浜」で京浜
東京湾の西側という事です
埋め立て地の利用(川崎、横浜)や情報が集まる立地もあり
ここは日本最大級の工業地帯です
工業の特徴としては
機械工業、電気や自動車の工場が多く、出版関係も多い。下町には中小企業の町工場が多くあり、大企業とのつながりも持っています
京葉工業地域は、東京の「京」と千葉の「葉」
東京湾の東側ということです
石油化学や製鉄関係がさかんです
また、内陸部は、より精密な機械関係が作られるようになります
内陸の交通の便の良さを利用して
自動車、電気、電子機器の製造がさかんです
関東地方の北部、群馬、栃木、埼玉などは「北関東工業地域」とよばれ
昔は製糸、織物業などがさかんでした
現在は自動車、電気、電子機器などの生産がさかんで
高速道路沿い、鉄道沿いに工業団地が作られています
鹿島臨海工業地域(茨城)は石油化学コンビナート、製鉄や火力発電
そもそも工業の発達と地域・製品には関係があります
関東地方の工業の特徴は
中心部に情報が集まりやすいので出版や印刷工業がさかんになる
内陸の鉄道や高速道路沿いは、輸送が便利で用地の確保もしやすいため工業団地が形成される
原料の輸入と広い用地を確保できるので東京湾沿岸に鉄鋼や石油化学が発達する
というところです
農業
![](http://teacherceo-masajirusi.com/wp-content/uploads/2020/04/赤土-150x95.png)
東京は、1960年ごろはまだ農業地域もありましたが、現在は減っています
東部の低地は水田として利用されていて、西部の台地は関東ローム層のため畑作が多かった
でも、どんどん市街地が増えていってます
市街地の拡大で農業面積は減少しています
ですが、東京周辺では農業は盛んにおこなわれています
東京という一大消費地があると生産も活発になりますね
都市周辺
千葉県で有名なのが、落花生ですね。その他ホウレン草などもあります
都市周辺で行われる農業を「近郊農業」と言います
三浦半島や房総半島南部で野菜の促成栽培(暖流の影響による温暖な気候を利用)がおこなわれたり
群馬県の嬬恋村では高冷地農業で、高原野菜を抑制栽培しています
野菜を作る農業を園芸農業といい
輸送するのがメインなので輸送園芸農業といいます
まとめ
都道府県と県庁所在地は覚えましょう(参考動画▲都道府県▲と▲県庁所在地▲)
工業と地域の関係性から見えてくる工業の発展の背景
東京の農業の変化と、周辺での近郊農業
都心の社会問題も災害、防災ななどをからめて取り上げやすいので、都心の防災も意識しておきましょう
昼間人口と夜間人口の問題は、文章で答えさせるテストが多いです、説明できるように「昼夜間のドーナツ化現象」を理解しましょう
問題
頻出問題①
以下の都道府県の中で県名と県庁所在地名が同じところを1つ選びなさい。
【 神奈川県 群馬県 栃木県 茨城県 千葉県 】
答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2019/08/02/post-3602/
頻出問題②
中心市街地の人口が減少し、郊外の人口が増加する人口の移動現象を何というか答えなさい。
答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2019/08/02/post-3605/
頻出問題③
関東地方の台地や丘陵を覆う赤色の風化した火山灰の地層を何というか答えなさい。
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