こんにちは
てぃーちゃーMです
本日は
新任教師のあなたに伝えたい3つの大切なこと紹介します
結論から言うと教師という職業は
【誰かのために心から奉仕する尊い職業】だということです
あなたは
「初めての授業で失敗しないかな・・・」
「まわりの先輩教員は優しいかな・・・」
「生徒や保護者と関係が悪くならないかな・・・」
といった不安でいっぱいだと思います
ですが
安心してください
それは誰しもが通ってくる道です
そしてみんなそんな不安感や緊張感を乗り越えてきました
といっても保護者対応などで潰れてしまったり
自分に合っていないと辞めてしまったり
先輩からの嫌がらせで出勤しにくくなったりと色々な方がいます
そうならないためにもまず
あなたが教師とはどういう仕事で、どう務めていけばいいのかを知ることができれば
少しは気持ちが楽になります
伝えたい3つのことはというと
- 教師とは
- あなたの役割
- 教育のこれから
です
参考にしてください
教師とは
ルールから
教師になった理由は人それぞれです
例えば
子供と接する仕事がしたい
社会の役に立ちたい
安定した公務員だから
と人によって様々です
ですが、一番大切なことは何かというと
それは憲法に記されてます
「すべての公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」
日本国憲法15条
憲法は国の大元のルール
国が存続するには憲法が今のところ必要です
その憲法に記されている項目です
内容は、どういうことかというと
公務員は、社会のために働いているという事です
公務員の仕事はあくまでも「公共サービス」です
公共サービスとは、最低限度の暮らしに必要なものをみんな(社会)に提供しましょうという事です
だから、自分が売りたいものや、やりたいことを提供すると言う仕事ではありません
あくまでも発信者は社会、世間、世の中です
一部の誰かが求めているから提供するのではありません
世の中が求めるものだから提供する
それが公務員の仕事です
ですが、憲法に基づいて仕事を決める人は少ないでしょう
子供の人生を左右する存在
あなたが教師になった背景には
あなたがお世話になった教師の存在があるのではないでしょうか?
子供という人は
興味関心や感性が豊かな幼い時代に接する、物や人には大きく影響を受けます
子供の頃の記憶や思い出はその人の人格形成に大きな影響を与えるという事です
ですが
「子供の社会・世界」は、とても視野が狭いです
子供は見えている世界が全てです
現在、小学生の将来の夢を載せると
引用:日本FP協会
テレビの世界や自分が接する機会の多そうなものが上位にありますよね
この中には役所の人などは入ってきません
大人になればなるほど
役所の公務員や警察、消防士など
その他、弁護士や税理士、公認会計士などの士業も出てきます
なぜ大人になるとなりたい仕事が子供の選択肢にはないのか?
単純です
子供はそんな世界を知らないからです
ロバートキヨサキと言う人の有名な著書に
「金持ち父さん、貧乏父さん」という本があります
主人公の著者ロバートキヨサキ氏は幼いころに自分の父親である教師と、友達の父親である起業家の2人と接することで、学ぶことで、起業家として、投資家として大成功します
子供の頃にビジネスの世界に触れる機会のある子供は少ないです
子供の頃に投資の世界に触れる機会のある子どもは少ないです
子どもの頃に弁護士・会計士に出会う事はまずありません
だから知らないのです
世界がまだ狭い時に、接する機会が多いことで
子どもの記憶へのインパクトが大きいのが教師と言う職業です
職場の特性
教師と言うと
全教員が協力していろいろな行事に取り組んでいると思われます
もちろん
行事の準備や実行、生徒指導などには全職員が協力して取り組みます(指導には一切かかわらず逃げ腰の教師もいますが・・・)
ですが、教師の本業は行事や警備ではありません
あなたも、行事専門で採用されたわけではありません
中高の教師ならば各教科や、小学校ならば小学校の教師として採用されているのです
だから自分の専門を教えることを本業として採用されているのです
教師の職場を説明する上で、わかりやすい状況が「商店街」です
最近は大型ショッピングセンターの出現で、活気が無いところも多いですが
教師の職場は「商店街」に似ています
商店街はあくまでも、個人経営の商店が集まっている地域です
どこかのお店の売り上げが悪いからと、助けてくれるわけではありません
逆に売り上げが多いからと言って、隣のお店にお金をあげるお店もありません
ですが、夜店など祭りや行事ごとがある場合はみんなで協力します
教師も同じです
自分が受け持つ、授業やクラスは自分が責任をもって運営しないといけません
ですが、行事はみんなで協力して準備から取り組みます
「みんなで」とか「先生たち」とひとくくりで考えていたかもしれませんが
あくまでも教職現場は個人経営者の集まりです
社会科の教師が英語を教えることはできませんという事です
あなたの役割
では、あなたの役割は何でしょうか?
もちろん教科の専門という事は大前提としてです
あなたは、教科だけではなく
目の前にいる生徒たちをより良き未来へと導いていかなければなりません
そこで高めていかなければならない教師の資質が
「指導力」「保護力」「専門性」です(参考:▲1年目の教師が持つべき3つのモノ【教師の資質】▲)
生徒に対してはこれらの資質を高めることで
子どもたちへの接し方は変化していきます
ですが、職場での役割もあります
同僚たちとの立場ですね
おそらくは学校内でのすべての仕事は、「生徒のために」という大前提があります
ですが、それぞれの教師の「生徒のために」という気持ちには多い少ないがあります
その他、特定の生徒のためにはするけどそれ以外にはしないという教師もいます
そこで、自分の役割を認識する難しさが出てきます
新任の頃は全生徒のためにという思いがあります
「あふれ出る熱意」ですね
ベテランになってもその熱意を持ち続けられる素晴らしい教師とそうではない教師が一部出てきます
私事ですが、そういった素晴らしい先輩教師に出会えたのは一生の宝です
ですが、そうではない教師にも実際出会いました
本当に一部の生徒には熱心に指導するけど、他はほとんどノータッチ、「我関せず」を決め込むんです
そういった教師はもちろん退職しませんし、自分の居心地が悪くなると「転勤させろ」と言います
それが通用するから怖い職場でもあります(教育委員会や校長先生は大変だと思います)
あなたの役割は「初心」です
あなたが教師になって「こうしたい」とかかげた生徒への気持ちが大切です
おそらくこの記事を読んでいただいているあなたは
一部の生徒のためにという気持ちは持っていないでしょう
もしかすると周りにはクラブばっかり指導する先生もいるかもしれませんが
あなたは、あなたが関わっている全生徒、学年、担当クラスと細かいまとまりになるにつれ
注ぐ熱意は大きくなっていると思います
この熱意が大切です
全体にそそぐ熱意ははっきり言って、疲れます
そりゃ、自分の好きな生徒だけに熱意を注ぐほうが楽ちんです
ですが、あなたは楽をするために教師になったのではないはずです
疲れたときは相談できる教師が側にいるはずです
全体への熱意をもって、個人個人にも暖かく接することができる教師が理想ではないでしょうか
教育のこれから
いまの教育現場ははっきり言うと大変だと思います
生徒指導の「当たり前の制限」と「多様化」、自分の頃とは違う教育環境です
当たり前の制限
未だに、「自分がそうだったから」と
生徒指導における暴力を正当化する教師もいます
もしくは
生徒を殴っても「あれは仕方ない」と暴力をふるった教師を擁護・正当化する教師もいます
正しいでしょうか?
正しくありません
教師たちは「どんなことがあっても暴力はダメだ」といいます
「たとえやられても、やりかえしたらだめだ」と言います
身近な社会ではやり返しても当たり前だという地域もあるかもしれませんが
訴え方は暴力による仕返しだけではありません
そういった方法を学ばせることも学校の大切な役割です
それを、教師が暴力を正当化してしまうと学校の意味がなくなるでしょう
昔は殴って言う事を聞かせるという事が当たり前でした
ですが変わってきています
暴力は暴力で、れっきとした「犯罪」です
その犯罪行為をいままで見過ごしていた学校(だいぶ前の話ですが、一部現在でもあります)
その犯罪を犯罪と考える当たり前の制限を守れる環境であるべきです
多様化
教師が関わる子供たちの状況も変わってきています
外国籍の子供が増えたこと
様々な学習障害や発達障害が世間に認知されてきたこと
子どもの関わる世界が実世界だけでなくネットにもあること
一昔前は「ラインで・・・」という言葉はありませんでした
ですが、ラインによるグループ外し?や中傷などでのトラブルは多いです
どのようなツールでもそうですが
使い方を間違えると武器にもなります
そういったモノがたくさん出てきているのが「今」です
世の中が目まぐるしく変化していく「今」、多様化する社会に生きる子供たちとどう接していくかはあなたの学びにもかかってきます
子どもの世界を知ることも大切です(自分が使いこなせる必要はありません。知っておく必要があるのです)
変わらない大切なモノ
世の中が変わっても
変わらない大切なものはあります
それを紹介しているのが
「7つの習慣」
一度読んでもらえたらわかると思いますが
私も、助けられました
現代の世の中は「小手先」が多く氾濫しています
でも、大切なのは小手先ではなく「人格」ということ
ここで著書にも載っている言葉をあなたに送ります
思いの種をまき、行動を刈り取り
行動の種をまいて習慣を刈り取る
習慣の種をまき、人格を刈り取り
人格の種をまいて人生を刈り取る
by サミュエル・スマイルズ
まとめ
今回は
教師1年目のあなたに伝えたい3つのこと
教師とは、あなたの役割、教育のこれからにまとめて紹介しました
言いたいことは
教師は一日ではできない人格、生き方を子供たちに見せ、そして伝えていくことで世の中をもっと豊かに、幸せにしていくことのできる尊い仕事という事です
あなたのこれからの活躍を応援します
私も少しでも学生の勉強の足しになればと
授業の記事・動画をまとめていますので参考にしてください
▶【てぃーちゃーMの社会科】授業ブログ「やさしい社会科授業」
→http://teacherceo-masajirusi.com/
▶【中学社会科動画】youtube
→https://www.youtube.com/playlist?list=PLWuTo1d_8MwwdbfWkLWaPLUibd6h0I0E0
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