こんにちは
てぃーちゃーMです
今回は、公立の中学校の教師になったら給料はいくらなのかを明細とともに紹介します
中学校教師だった私の実例をもとに紹介しますが
まずは説明から
学校の先生とは
まず、私立の学校と公立の学校は種類が違います
簡単に言うと、私立の学校は会社が運営しているということで、法人によって作られてます
一方、公立の学校は地方自治体が設立しています。都道府県や市区町村という事です
公立の学校の先生になるには、各都道府県が実施する採用試験に受からなければなりません
幼稚園、小学校、中学校、高校、他にも特別支援学校などもあります
幼稚園や小学校は別ですが、中学校や高校では教科ごとに採用が分かれています
という事は当然ですが、中学や高校の先生なろうと思ったら専門の教科の教員免許が必要になってきます
教科によって給料が変わるわけではありません
私立学校の場合は、いわゆる会社なので採用の仕方にも給与待遇にも違いがあります
部活動の監督専門で雇われている人もいます
公立学校の先生の種類
生徒や保護者から見れば先生は先生ですが
先生と一言で言っても種類はあります
詳しく言うと、正規の教員と非正規の教員という事です
簡単に言うと正社員かアルバイトかといった感覚でいいです
アルバイトも種類があり、1年単位で契約している教員を「常勤講師」、スポット的に授業だけを受け持つのが「非常勤講師」です
常勤講師の場合、給料は年齢や経験年数に応じて計算されます。
正規の教員とほぼ同等か少し下がるかと考えてくれたらいいです
しかも、期末手当、勤勉手当も出ます。いわゆるボーナスです
正教員よりは少なかったと思います(私も10年前の話なので紙もデータも残っていませんでした)
常勤講師は基本的に正規の教員と同じ業務内容を受け持ちます
担任、授業、顧問、年間行事も、生活指導や健康指導などの役割がある校務分掌などもです
都市部では教員のなり手が少なくなっていることもあり採用試験に受かりやすくなっている現状があります
それに伴い、力の使い方を間違えたりするダメ教師もいますので、採用は慎重に行ってほしいですよね
給料
地方公務員給与実態調査という総務省が行っている調査データがあります
そこから引用すると
- 高等学校教育職が375,275円(同44.8歳)
- 小・中学校(幼稚園)教育職が 357,441円(同42.6歳)
生徒の年齢が上がるにつれ給料は多くなります
教員の給料自体は年齢ごとに上がっているグラフなんかもありますが、もちろんこの数字が銀行に振り込まれるわけではありません
ここに様々な手当てがつきます
平成30年4月分として支給された手当の平均は公務員全体で85,876円
給与と合わせると平均で415,549円になり、手当てが占める割合は2割程度あります
あくまでもおおよそなので参考程度にしてください
もちろんボーナスもあります
一例ですが、大阪府の教育公務員の場合
- 期末手当1,017,067円
- 勤勉手当718,387円
- 合計1,735,454円です
支給日は6月の末と12月の10日ごろです
手取りでは結構減らされますが、手取りでも計100万円越で入ってくるという事ですね
大体で算出しても、40万円×12か月+ボーナス170万円=650万円です
大体の地方自治体で変わらないと思いますが
首都圏がやっぱり高く、都道府県の職員(地方の教職も含む公務員全体)で見ると鳥取県などが低いです
また、年齢によってももちろん給料は変わります
中学校教師20代の場合
- 20~24歳で300~350万円程度
- 25~29歳で370~420万円程度です
公立中学校の中学教員の初任給は大体24万円程度で中小企業に就職するよりかはもらえる方でしょう
中学校教師30代の場合(写真付き)
- 30~34歳で380~480万円程度
- 35~39歳で390~490万円程度です
私は20代後半からの一般企業を経ての途中採用の教員のため、給料は過去の収入が考慮されました。
過去の明細の一例です
中学校教師40代の場合
- 40~44歳で440~560万円
- 45~49歳で505~625万円程度です
全体を見ると公立中学教員の年収の平均は540万円程度です
年齢が上がるにつれて学年主任や教務主任など何らかの役が付いたり、管理職の教頭になったりする人も出てきます
教頭の仕事内容は、学校全般の年間行事・教員の指導・書類作成・学校経営を担当します。
一般の教員から教頭になるのがほとんどですが、一般の教員とは立場が変わってきますので業務の責任も大きくなります
その分年収が大幅に変わってきます。
ある一定年齢・年数教員として勤務すると教頭になりませんか?のお知らせが来ます
プリントで管理職から渡されるのですが、そこには大体の年収がのっていました
私は管理職にはならなかったので実際の金額はわかりませんが、その紙面に記載されていた金額は970万円でした
年収で言うと一般教員でも、不動産などを主有すれば1,000万をこえられるのに、教頭という激務(基本は一番早く出勤し一番最後に帰る)で1,000万を超えないのか?と魅力を失ったところでもありました
(参考:過去記事▲公務員が不動産投資を始めたほうが良い理由▲)
実際、教頭は基本的には机に張り付いています
校長という社長は管理職ですが出張が非常に多いため実際管理しているのは教頭と言っても言い過ぎではありません
授業時間になると教師の数も少なくなるため電話対応も増えますし、事務的な書類が次から次へとやってくる、もしくは作成しなければならないので大変そうでした
やりがい
非常にやりがいのある仕事というのは間違いありません
子どもといっても一人の人間です
一人の人間が自分の影響を受け正しく成長していってくれてることを、忙しい毎日では実感することは少ないです、ですが、学年が変わったり卒業式などで深く実感します
入学してきたころは袖もぶかぶかだった生徒たちが、きっちりとした制服姿で、私が呼ぶ名前を一人一人が大きな声で返事をしてくれ、たくましい姿で卒業証書を受け取っていく・・
いまでも1人1人が目に焼き付いています
涙なしでは終われない卒業式の感動はおそらくどんな仕事でも得られないと思います
お金には代えられない価値をいただきました
授業での毎日の楽しさも、行事で一丸となって取り組む姿や練習も、クラブ活動での本気も、休み時間のくだらない話も、進路指導での涙も、全部が全部あなたの人生を豊かにしてくれます
実際、徹夜でのテストづくりや採点などもあるし、場合によっては部活動が激しく、自分の仕事をやり始めるのが夜の7時からという学校もあります
ですが、やって本当に良かったと思える仕事です
(参考:過去記事▲中小企業のサラリーマンが公立学校の先生なるまで▲)
まとめ
今回は中学校の先生の給料という形で話を紹介しましたが
学校の教師という仕事はお金ではかえない経験が手に入ります
ブラック企業だ、部活が大変だという話はありますし私もしていますが、子供たちは未来を担う存在です
そんな未来を育てる仕事が教職です
お金以上に得られるものは大きいです
この記事が参考になれば幸いです
最後に
私も少しでも学生の勉強の足しになればと
授業の記事・動画をまとめていますので、こういった授業の展開もあるんだと、参考の一つとしてください
▶【てぃーちゃーMの社会科】地理一覧
▶【てぃーちゃーMの社会科】歴史一覧
▶【てぃーちゃーMの社会科】公民一覧
▶【中学社会科動画】youtube
→https://www.youtube.com/playlist?list=PLWuTo1d_8MwwdbfWkLWaPLUibd6h0I0E0
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