#52【中学校社会科 歴史ノート】江戸時代 元禄時代

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こんにちは

てぃ~ちゃ~Mです

今回は#52【中学校社会科 歴史】江戸時代の元禄時代を紹介します

▼今回の動画はこちら▼

まとめ(ノート用)コピペどーぞ(^_^)

元禄時代(17世紀後半~)

5代目 徳川綱吉

文治政治(4~7代目将軍のころまで)

  • 朱子学(儒教の一派)を重視した厳しい身分の上下による封建道徳
  • 湯島の聖堂
  • 生類憐みの令

幕府の財政危機

ぜいたくな生活 → 荻原重秀の財政改革 → 自然災害の多発

正徳の治

新井白石の政治(6,7代将軍)

  • 貨幣の質をよくする
  • 長崎貿易の制限(金銀の流出防止)
  • 生類憐みの令の廃止

元禄文化

上方と呼ばれる現代の大坂や京都の町人中心の文化である

芸能・・・人形浄瑠璃~人形の語りと三味線で演じられる。有名な脚本家には「近松門左衛門」で、作品が「曽根崎心中」などがいる。また、語りべとして、「竹本義太夫」などが有名だ

歌舞伎~上方では坂田藤十郎、江戸では市川団十郎などが有名

文学・・・浮世草子~小説。「井原西鶴」の「日本永代蔵」などが有名

俳諧~「松尾芭蕉」の「奥の細道」

美術・・・装飾画~「俵屋宗達」の「風神雷神図屏風」や、「尾形光琳」の「かきつばた図屏風」など

浮世絵~「菱川師宣」の「見返り美人図」

他:和算(関孝和)。友禅染。日光東照宮。桂離宮など・・・

勉強復習、予習、テスト勉強などの参考にどうぞ(^_^)

▼歴史記事▼

本記事の内容: 江戸時代の改革と元禄時代がわかる

入試でもよく出る江戸時代

時代の概要と人物と政策と文化と順番を理解していればテストも怖くありません

江戸時代の改革で一番最初に出てくる人物が徳川5代目将軍の綱吉

こに人物の有名な政策が「生類憐みの令」です

ご存じの方も多いでしょう

犬を大切にしない奴は死刑だという決まりです

ですが、当時の時代は現代とは考え方も生活も違います

現代でも食べ物が地域によって違いがあるように文化や生活や考え方は時代や地域によって様々です

現在でもミクロネシア連邦のでは、お客さんが来た時などには犬を食べる文化があります

そのほかウミガメなんかも美味しいらしいです

ウミガメは美味しくてみんなが食べすぎるから食べないようになったとか・・・

現代の日本ではウミガメも犬も食べません

ですが昔は違います

江戸時代はみんなが生活を保障されているかというとそうではない

百姓でも経営がうまくいかない人もいる

生活が苦しいので子供を捨てたり、牛馬を捨てたりしていることも多かった

犬食も犬を飼っている人にとっては嫌なものである

だから生き物全般を大切にしようと決まりを作ったのである

それが徳川綱吉

それ以外にも将軍や幕府の役人による様々な政策が行われているので

一覧から紹介し綱吉の政治や元禄文化などにも触れていきます

改革一覧(開国まで)

徳川綱吉

1680年~1709年

文治政治。生類憐みの令

新井白石

1711年~1715年

正徳の治・・・貨幣の改鋳。金銀の流出防止

徳川吉宗

1716年~1745年

享保の改革

田沼意次

1767年~1786年

運上、冥加金。株仲間を認める

松平定信

1787年~1793年

寛政の改革

水野忠邦

1841年~1843年

開国

1854年 日米和親条約

徳川綱吉

文治政治

まずこの人物がどういう将軍かというと

子供のころから儒学(儒教)を学んでいたため、それまでの将軍(徳川幕府の初期は礼儀よりも力で抑えていた部分も多い。武断政治)とは違った形へと変わっていく

それまであった武家諸法度は決まりを守らない大名は問答無用で処罰するものであったが

そうすると浪人が増加し、治安が悪くなってしまう

だから、武家諸法度を武芸に励むことが大切だと解釈し

礼儀を重んじる、秩序を重んじる形へと変えていったのが徳川綱吉である

また、儒教の中でも「朱子学」を重視して一層の厳しい身分の上下としていく(封建道徳)

そういった儒教色が強い政治があり

「湯島の聖堂」(後の昌平坂学問所)を建てて孔子を祭っている

この考えは次の政治にも影響してくる

もうひとつが

生類憐みの令

先ほども紹介したが、時代が違えば文化も違うだが、犬を殺すと死刑としたため「犬公方(いぬくぼう)」とも呼ばれる綱吉は。犬を登録制にしたりと動物愛護の源流ともいえる

財政危機

幕府の財政が厳しくなった原因は幕府の散財

ようするに無駄遣いが多かった

でも幕府が使うお金は経済を潤す原因にはなっていた

しかし、この財政状況を変えるため萩原重秀という人物が幕府の財政再建に出てくる

この人物はお金についてとても賢かった

日本が今の紙幣(お札)を運用しだしたのは1932年である

その約200年前に今のお金の仕組み考えていた人が日本にはいたのです

それが萩原重秀という勘定奉行

今のお札は、1枚作るとすると、15円程度で作れます(2009年時の情報)。ということは15円のものに国が保証するからという理由で1万円の価値になっているということ

これを管理通貨制度といいます(詳しくはこちら▼中学生 公民から▼▼大人用

今の世の中もそうだが、政府がお金(紙幣)を作る力を持っているが、景気が悪いからと、お金をたくさん作ったらどうなるか?

次第に市民にもお金がいきわたるが、みんながみんなお金を多く持っていると、自然にモノの値段も上がっていく

なぜかというと、お金の価値が下がるからだ。

誰でもいっぱい持っているものにあまり価値はない。だからお金自体の価値が下がる。これは貨幣も一緒で、世の中にたくさんありすぎると価値が下がる。逆にモノの値段は上がることになる

今まで100円のリンゴが、100円の価値が1/10になったとすると、単純に100円×10倍しなければいけなくなりリンゴが1,000円になるというわけだ

現代ではお金を大量に作りすぎるとこうなる

昔は金や銀をお金として使っていたから、たくさん作ろうと思ったら違うものを混ぜてかさましすればいい

金や銀で作る小判を品質の悪いものにすることでたくさん作れるが、小判の価値は下がる

価値が下がることでモノの値段が上がってしまった

お金をもらえる人はいいが、お金をあまり持っていない人は、モノの値段が上がると生活が苦しくなってしまいます

だけど元禄時代の江戸時代はまだよかった

なぜかというと、お金の価値が下がることで、お金をためていた商人たちがお金を運用、投資するようになったからだ

物の値段は上がっていくから、お金は貯めるのではなくて投資にまわす

世の中がそう動いたから、極端な物価の上昇にはならずに景気が回復した

だが、自然災害には勝てないし、災害を防ぐのは難しい

江戸の大火事や自然債が多かった。

富士山の噴火や浅間山の噴火、飢饉に洪水とけっこう盛りだくさんだ

当時、トップの政治が悪いと自然債が起こると考えられていた(儒教の考え)

こうした、自然災害が重なったことで、財政的にも厳しくなった

新井白石

徳川6,7代のころの儒学者です

荻原重秀を追い出し、自身による政治をリードしていきます

新井白石による政治を「正徳の治」といいます

このころ、将軍の権威が低下していたので、権威の回復に頑張りました

財政の立て直し

貨幣の質をよくする

長崎貿易を制限し、金銀の海外への流出を防ぐ

そして、生類憐みの令を廃止しています。

だが、うまくいったかというと難しかった

荻原重秀により貨幣の改鋳がおこなわれましたが、新井伯清喜は再度貨幣の改鋳を行ったことにより、モノの値段が下がっていきます(デフレーション=物価の継続的な下落)

これにより経済的には停滞(経済の元気がなくなる)します

また、自然災害によるダメージは大きく、元禄時代の経済回復は難しく破綻していきます

元禄文化

この文化は上方と呼ばれる現代の大坂や京都の町人中心の文化である

発展の背景にはそれまでの文化に対するものもある

ちなみに、江戸で栄える化政文化はこちら▲化政文化▲

文化の表と裏

華やかな文化もあれば、現実的な文化もある

主に、貴族の文化を雅(みやび)として華やかな表の文化に対し、裏の俗として武家文化がある

だが、町人による文化は、これらの権力者に対する芸能として、商業の興行によるパフォーマンスアートの要素が大きくなってくる

芸能

人形浄瑠璃

人形の語りと三味線で演じられる。有名な脚本家には「近松門左衛門」で、作品が「曽根崎心中」などがいる。また、語りべとして、「竹本義太夫」などが有名だ

歌舞伎

上方では坂田藤十郎、江戸では市川団十郎などが有名

文学

浮世草子と呼ばれる小説では、「井原西鶴」の「日本永代蔵」などが有名

俳諧の世界では、「松尾芭蕉」の「奥の細道」などが東北地方への旅をもとに書かれました

美術

装飾画では「俵屋宗達」の「風神雷神図屏風」や、「尾形光琳」の「かきつばた図屏風」などが有名だ

また、浮世絵で「菱川師宣」の「見返り美人図」なども有名です

浮世絵は木版画で刷られて民衆にも人気がありました

その他、年中行事や旅行、奉納相撲や踊りなど様々な娯楽がでてきたのもこの頃が多いです

他:和算(関孝和)。友禅染。日光東照宮。桂離宮など・・・

問題

頻出問題①

江戸時代前期、第5代将軍徳川綱吉によって制定された、動物や子供、傷病人保護を目的とした法令の通称を何というか答えなさい。

答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2020/01/20/post-1438/

頻出問題②

江戸時代の正徳年間を中心に進められた政治改革で、江戸幕府の6代、7代将軍の治世の時に実権を担った新井白石による政治改革を何というか以下に当てはまる漢字一字を答えなさい

【正徳の〇】

答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2020/01/20/post-1442/

頻出問題③

浄瑠璃や歌舞伎の脚本の作者で、「曽根崎心中」や「出世景清」などの作品を作った人物を以下から選んで答えなさい

【 俵屋宗達  尾形光琳  近松門左衛門  関孝和 】 

答えhttp://teacherceo-masajirusi.com/2020/01/20/post-1445/

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