こんにちは
てぃーちゃーMです
今回は
保険商品について説明します
公務員や教師をしていると必ず保険のセールスマンがやってきます
まず知ってください
彼らはあなたの心をつかもうとしています
営業マンならお客さんの心をつかむことは当たり前かもしれませんが
心にもいろいろあります
今回は営業マンではなく
保険商品そのものについて説明します
保険商品は人間心理を利用している
痛みを避けたい
![](https://koumuinnfukugyou.teacherceo-masajirusi.com/wp-content/uploads/2020/04/痛み 逃げる-300x183.png)
一つ質問をします
あなたが、自転車に乗っていて商店街に入るとします
あるお店で「11万円をタダで配ります」と言っていて
様子を見ると本当に配っているようです
その時、あなたのカゴに10万円がはいっている自分の財布を置いているとして
今ドロボーにかごの中から財布を取られてしまいました!
アナタは10万円がはいっている財布は取られたけど
商店街のお店から11万円もらえるから「まあいいや」と思えますか?
人の心理から言うと
割り切るのは難しいです
人間はそもそも「痛み」を嫌います
「気持ちいい」よりも優先されるのは「痛みを避けること」です
例えば
朝起きたら、何かわからないけど足が骨の中からジンジン傷む感がするときに
ヘッドスパマッサージへ行きますか?
行きませんよね
まず「痛み」から逃れたいんです
できるなら「痛み」は避けたいのが人間の深層の欲求です
保険商品との関係
「痛み」を何ととらえるかです
保険商品はそもそも「将来の保障」です
先の見えない将来は不安ですよね
しかも、
例えば、がんになる確率をこんな感じで見せられると
![](https://koumuinnfukugyou.teacherceo-masajirusi.com/wp-content/uploads/2020/04/がん 確率-300x49.png)
「もしも自分ががんになったら・・・」と誰しもが考えます
「先の見えない不安」というものはそれだけで
「痛み」なのです
人は、できれば「痛み」を避けたい
保険商品のセールスマンのトークを訳すとこう言ってます
「今この商品を買えば、あなたの痛みを取り除くことができますよ」
投資商品としてみる保険
保険商品は傷みを取り除く?だけではありません
メリットも追加しています
それが
「○○にならなかったら、お金を何割か返します」であったり
返戻率(へんれいりつ)102%~105%(いろいろありますが)というものです
![](https://koumuinnfukugyou.teacherceo-masajirusi.com/wp-content/uploads/2020/04/保険金返済-300x272.png)
![](https://koumuinnfukugyou.teacherceo-masajirusi.com/wp-content/uploads/2020/04/保険 変捩率-300x104.png)
「払っても戻ってくるんだ」
「将来は払った額以上に戻ってくるんだ」
と楽観的に考えたなら、もう少し読み進めてください
今、「いいじゃん」と一瞬でも考えたと思いますが
保険会社がなぜそのような仕組みを使っているのかというところを知りましょう
- 保険の解約率
- 保険会社の仕組み
- お客さんのメリットは保険会社の先行投資
保険の解約率
保険には「貯蓄型」と「掛け捨て型」がありますが
今回は「貯蓄型」を見ます
貯蓄型を選ぶ理由は一つ
「戻ってくるお金が増えるから」
です
でもこれをご覧ください
少し古いデータですが
平成18年9月に(財)生命保険文化センターから報じられた結果では「失効・解約率は13.4%」
これは15年ぶりに減少した結果のようです
ではそれまではどうだったのかというと
平成12年の調査では平成9年~12年の解約率・失効率は17.1%
平成15年の調査では平成12年~平成15年の解約率・失効率17.8%
だったという事です
大体1割~2割
100人中で10人か20人の契約者が解約しているのです
絶対に解約せずに保険を払い続けることができるならば問題ないでしょう
ですが、10数年先の未来はだれも予想できません
今は順調でも、もしかしたら転職するかもしれませんし、給料がとても減るかもしれません
解約するとはどういうことかというと
戻ってくるお金がガクッと減ります
これは私が契約している保険ですが
16年目にしてやっとプラスに転じます
10年目ぐらいで解約してしまうと、マイナス100万円ぐらいになります
ヤバいですよね
だから、将来の人生計画と解約率と返戻率(へんれいりつ)をよく考えて見極めなければなりません
保険会社の仕組み
「じゃあ保険会社は解約を狙っているの?」というと
違います
保険会社には何が一体集まってくるのか?
というより「お金を扱う会社」関係は全て同じですが
保険会社には多くのお金が集まってきます
そのお金で「投資」をしています
下の図を見てもわかるように8割が投資です
![](https://koumuinnfukugyou.teacherceo-masajirusi.com/wp-content/uploads/2020/04/保険 運営実績-150x150.png)
しかも安全性の高い投資(国債など)が割合高いですね
「お客さんのメリット」は保険会社の先行投資
先ほど話からも分かるように
保険会社はお金を集めて投資をして会社の運営をしているという事
保険会社の重要な仕事は「お金を集めること」です
「お金が戻ってくる」や「増えて戻ってきますよ」と言われるとうれしいものです
そうやって多くの人からお金を集めることで多くのお金で投資をしているのが現状です
お客さんへの返金なども最終的にはお金が保険会社に集まる(契約してくれる)なら
別に多少の出費は構わないわけです
先行投資(後でお金を得るために先に出しておく)という事です
そもそも投資とは多額の資金があるほうが有利です
1万円の投資での運用と、1億円の運用では、同じ1%でも桁が違ってきます
それが投資です(参考▲公務員の副業 銀行との関係▲)
まとめ
保険商品がダメだと言っているわけではありません
保険は自分に何かあったときに少しでも守ってもらえる武器になります
ですが使い方が粗末だと「諸刃の剣」になって自分を傷つける恐れがありますという事です
しかも、保険の変戻率は100数%と、投資の分野で見るととても低いです
しかも、お金を動かせない時期が長すぎます
15年たつと日本の経済はどれだけ成長しているでしょうか?
安倍総理が掲げる経済成長率は2%です(実際・結果はもっと低いです)
投資の世界では「複利」という考え方があって
102→104→106・・・ではありません
102→105→108・・・(極端ですが)このようになります
「かかる率は一定でも、元本自体が変わるから額が変わる」ということです
そうなると、100万円で買えたものが110万円ださないと買えなくなるという事になります
わかりやすい例でいうと缶ジュースです
昔は100円で買えましたが、2020年現在は130円です
中身は変わりませんが、支払う額が変わっています
これが経済の成長です
今のお金の価値と、将来のお金の価値は違うという事ですね
ならば変化にできるだけ早く対応できるモノのほうがいいので私は不動産運営をしています
不動産は教師の頃からやっていましたが、簡単に言うと家賃設定は自分でできます
物価が上がれば家賃も上げることができます
逆に景気が悪いと下げることもできます
最悪、売らなければならないとなってもキャピタルゲイン(売却益)を得ることも可能です
実際何をすればいいかは公務員には制限がありますのでそれはこちらを参考にしてください(▲公務員がやっていい副業8選▲)
不動産投資につい説明会や相談をやっている会社があるのでいくつか載せておきます
![](https://www13.a8.net/0.gif?a8mat=3B7CTI+276O8I+4CM2+5Z6WX)
![](https://www10.a8.net/0.gif?a8mat=3B7CTI+25EDF6+4B32+60WN5)
最後までご覧いただきありがとうございました