社会科教師がすすめるべきベストなノートのとり方【知識の定着にはこうしろ!】

授業づくり

こんにちは

てぃーちゃーMです

本日は

社会科でのノートのとり方はこうするべきということを説明します

結論から言うと

あなたが普段から授業で写しているノートとは

【あなたの頭の中を写したもの】

です

きれいに系統立てで整理できているということは

頭の中の記憶も整理しやすくなっているということ

(今回の内容とは関係ありませんが、ためになった本です↓)

あなたは

ゴミの散らかった家で食事がしたいですか?

家や身の回りが汚い人が成功者になれると思いますか?

机や持ち物が汚い、乱雑な人を好きになれますか?

例えば

テレビ番組でゴミ屋敷の番組を見たことはありますよね

あのゴミ屋敷のおうちの人は「もったいない」だとか「そのうち捨てる」とか言いますが

しません

なぜかというと

片づけ方がわからなかったり、捨てるという決意ができない優柔不断な人たちだからです

周囲からイヤな目で見られることで、開き直ったり、意固地になったりしているのです

簡単に言うと

他人から嫌われるということです

この場合は、周囲にまで迷惑をかける人の例ですが

自分自身の頭の中を整理できない人でも

開きなおったり、あきらめたりする人はいます

別に生きていけるので問題はありませんが

点数をもっとあげたい

志望校に合格したい

有名な会社で働きたいと思うなら

頭の中は整理できるようになってたほうが人生でメリットは多いです

理屈を知れば効果がわかる

まず記憶ですが

人は自分にとって「優先順位の高いものほど記憶の定着率は高い」です

簡単に言うと

優先順位が高いという事は

「よく使う」という事

定着率が高いという事は

「覚えやすい」という事

だから

よく使う事は覚えやすいという事です

あなたも

好きなゲームやマンガ、アニメ、歌などは

比較的覚えやすいでしょう

なぜか?

好きだからよく見るのです

好きだからよく聞くのです

よく見る、聞くからすぐ覚えるんです

そこには先ほど言った「優先順位」=「よく使う」は入っているのですが

本当の意味での「優先順位」=「必要度」は含まれていません

普段からよく見る聞く

マンガ、歌などはおそそらく

あなたの目標達成に必要なものではありません

ですが、何度も触れること「よく使う」ことで記憶に刷り込まれていきます

わかったとおもいます

好き嫌い関係なく

ひたすらやっていれば記憶に刷り込まれていく

やっていれば覚えていくという事です

どうやって覚える

結論から言います

「書くこと」と「読むこと」です

世の中には単純に記憶力のいい人もいます

「○○王」というクイズ番組でもものすごい人たちがいますが

そこは目指していません

でも、必要最低限は覚えていきたいと思っているでしょう

覚え方には

「これで絶対」という方法はありません

先ほども言いましたが、記憶には個人差があります

○○王もいれば、10回言っても覚えられない子もいます

ですが

覚えられる基本の方法はあります

それが、「書く」、「読む」ということ

書くや読むは動詞です

動詞とは、動作や状態を表す語です

動作を表しているという事です

よく見る、聞くモノは早く覚えると言いました

より「優先順位の高いもの」にするためには

「日常的に使うもの」にすればいいのです

学校の先生は

教科のことに関しては本当によく記憶しています

なぜか?

普段の授業で

「はなす」「書く」をずっとしているからです

どんな教師も、ある単元の最初の授業では

メモや自分のノートを見ながら黒板やホワイトボードに板書します

ですが、2クラス3クラスと回数を重ねていくと

メモやノートを見なくてもすらすら書いていきます

あなたが見たことのある教師は何度か同じ授業を繰り返しした先生です

もう一度言います

先生は

「話す」と「書く」を、ひたすら繰り返しているからノートを見ないでも思い出せるのです

どうやって覚えたらいいか?

簡単です

話しましょう

書きましょう

ノートのとり方

私も、教師時代は成績を付けるためにノートチェックをしていました

最近はノートチェックをしない教師もいるようですが

やっぱりノートは見るべきです

出された課題(中身の出来具合は問わない、ノート提出など簡単な決まり)ができるかどうか

普段の指示したことをできているかどうか(板書を写せているかどうか)

内容を理解できているかどうか

今後の活用へのアドバイスなど利用できます

ノートをとるデメリットでいえば「時間がかかる」ぐらいでしょうか・・・

ですが、人が記憶するための「書く」ということなら

多少の時間は記憶するために使っていいでしょう(必要経費という事)

そんなノートですが

見開きで使う

まず見開き1ページ(左右2ページ分)を一回の授業(1単元)で使いましょう

授業の進み具合で1単元が終わりきらない場合もあるので

ノートのページを変えるかどうかは

教師の指示を聞くか、自分から聞けたらベストです

日付

日時は書くところがあるので書きましょう

教師によっては日にちをきちんとメモなどをとって整理している人もいるので

日時がわかったほうが質問などをしやすくなるからです

タイトルとめあて

タイトルと目標(めあて)は必ず書く

教師の伝えたいことがそこにあります

授業はそもそも業を授けると書きます

業とは「仕事」や「技」。これらを授けるという事です

だから受け取るあなたが

受け取るものが何かを理解しているほうが、内容の理解はできます

教師の中には、話ばっかりで結局何が言いたかったのか

わからなかったりする教師もいるので

タイトルと目標(めあて)は必ず書きます

板書は左

教師が黒板やホワイトボードに書いた内容は左側のページに書きましょう

右側、左側と書きやすさや見やすさに好みがあるかもしれません

ですが

チラシの原則を伝えておきます

チラシはスーパーの食べ物がたくさん載っているものや、電気屋さんの電化製品がたくさん載っているものなどがありますが

基本的に人間は初めにどこに目が行くかご存じでしょうか?

それは左上です

順番はZ(アルファベットのZ)の順番で目が移っていきます

売りたい商品(目玉商品)はチラシの左上に置いておくのが最も効果的です

だから

振り返りや見直しをするとき

教師の板書が真っ先に目に入るのは左側なので

見開きページの左に書くのをお勧めします

行間は1行開ける

つめつめの文字は見にくいです

あなたもインターネットでたくさんの文章を見ていると思います

読みやすさを意識したことはありますか?

わたしのこの文章も

できるだけ心がけてはいるのですが

1行に使う文字数をできるだけ少なめに

多くなりそうならば改行して文章作る

その他、行間(行と行の高さ)も1行ごとに空けて書いています

見やすさは文字と文字の風通しと考えてください

文字の風通しが良ければ、頭の中の風通しもよくなります

できるだけまとめて書く

これは書き方の速さにもつながりますが

例えば

「アイスクリーム」

という言葉を書き写すとき

「ア」「イ」「ス」「ク」・・・・

と一文字ずつ見ては書いて、見ては書いての場合と

「アイス」「クリーム」

の場合と

「アイスクリーム」と

一度見て、一度で書いてしまうのとではかかる時間が倍変わってきます

これは一つの単語に限らず

加藤高明内閣

普通選挙法・・・25歳以上のすべての男子に選挙権

治安維持法・・・「私有財産を否定する人」を取りしまる

など文章や数行をまとめて書くともっと早くなります

ですが、教師が書いているそばから早く書こう、早く書こうとして

先生が一文字書けばそれを書いて、もう一文字書けば写してと

頭が激しく動く生徒もいましたが効率が悪いです

先生が黒板に書き始めるという事は「話が終わった」という事です

ならば一度、教師の話をまとめましょう

教師の話をまとめるのは右側のページです

黒板を書き写すのは教師が書ききってからで大丈夫です

もしくは

休み時間でも大丈夫です

(基本教師は、1回の授業は黒板1枚分でまとめています。何度も消したりはません)

教師の話をまとめる

右ページを使います

教師はできるだけわかりやすく伝えようとしています

くだらない話や世間話は別として

授業の始まりから話す内容には意味があります

例えば「鎌倉仏教」を説明するとき私は

仏教の「六道」を説明します

天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道なのですが

これが、人を殺めた人は地獄などへ行くと考えられていた時代

救われたのはおまじないをしてもらえる金持ちの貴族だけ

じゃあ、戦いを仕事としている武士が救われるためにはどうしたらよかったのか?

そこで、誰でも簡単にできる仏教がはやったのだと

特に武士は、精神的な安定を求めたので「禅宗」が流行ったと・・・

この「六道」の場合はより武士のイメージがしやすく

鎌倉仏教の分類分け(面倒でも覚えるところですからね)にも活きます

そういった教師の授業の入りは「めあて」をつかみやすくしています

なので、できるだけ教師の話は無駄話以外はメモリましょう

この右側のページに書く教師の話はあなたが読めるだけでいいので

そこまできれいである必要はありません

右ページの下

あなたが問題を作りましょう

右ページにスペースは余るはずです

余った右下のスペースには3問ぐらい自分で問題を作ってみましょう

これはテスト勉強でも役に立ちます

ノートを閉じて、ノートの内容を見ないで

右ページの下に書いた問題だけを見ることができます

そして、自分が理解、内容を分かっているかの確認にもなります

問題やクイズって自分が答えをわかっていないと出せないですからね

成績が上がるかも・・・

上がるか上がらないかは教師次第です

一つ

大きな単元でのまとめノートを自分で書いておく

例えば

古代、古墳、飛鳥・・・

など、大きな時代のくくりがあります

その大きな時代のくくりでのまとめをノートにまとめておくことです

ノートチェックしてくれる先生ならば「よくまとめているな」と共感してくれるかもしれません

もう一つ

お礼の一文、感謝の気持ちを伝える

教師も人です

ありがとうと言われて嫌な人はいません

相対評価(成績5が5人とか成績の枠に人数が決まっていた時代)の頃は点数がはっきりと出てくるので厳しいですが

現在は絶対評価(簡単に言うと個人の頑張りの伸び)で成績は上がります

ならば

先生からはよく思われていたほうが得です

あと1ポイントで成績が5になるのにな・・・

相対評価だと人数制限なので絶対に無理ですが

絶対評価だと極端な話クラス全員成績5もあり得ます

だから

自分への評価が高いほど得という事です

先生への文句は書かないようにしましょう

何か不満や、わからないところがあるのなら

できるだけ口頭で言いましょう

ノートに悪口や落書きは厳禁です

まとめ

今回は

社会科のベストなノートのとり方を紹介しました

具体的に

  • 見開きで使う
  • 日付を書く
  • タイトルとめあてを書く
  • 板書は左ページに書く
  • 行間は1行開ける
  • できるだけまとめて書く
  • 右ページに教師の話をまとめる
  • 右ページの下に問題を作る
  • お礼の一言を書いてみる

という事です

今回紹介した内容とは関係ありませんが、ためになった本です↓

終わりに

あなたのこれからの活躍を応援します

私も少しでも学生の勉強の足しになればと

授業の記事・動画をまとめていますので参考にしてください

▶【てぃーちゃーMの社会科】授業ブログ「やさしい社会科授業」

http://teacherceo-masajirusi.com/

▶【中学社会科動画】youtube

https://www.youtube.com/playlist?list=PLWuTo1d_8MwwdbfWkLWaPLUibd6h0I0E0

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