こんにちは
てぃーちゃーMです
今回は、先輩教師について説明します
結論から言うと、先輩教師は見習うべき人と見習わない方がいい先輩がいます
社会に出ていなくても当たり前でしょ?と思うかもしれませんが教師の世界は少し違います
では見習うべき良い先輩教師はどんなのかというと
見習うべき先輩教師
- 授業がしっかりでき
- 生徒指導がしっかりでき
- 本当は優しい
この3点がそろっているのが良い先輩教師の基本です
以前も紹介しましたが(参考:▲1年目の教師が持つべき3つのモノ【教師の資質】▲)
ある程度勤めているのに、授業が成り立たない、できないというのは論外ですが
授業は教師の一番大切なところです
授業力がすべてと言っても過言ではありません
授業でしっかりと引き付け、子供たちを魅了できる教師は何でもできます
指導は大切ですが、授業力には及びません。ですが、大切です
それは教師自身が自分を守るためではなく、生徒の誰かを守るために指導は必要だからです
例えば、悪口を言われた生徒がいた場合に指導力が必要です
もちろん、ルールを守らせることも大切ですが、そこには生徒の納得感が必要です
だから、頭ごなしに怒って、言う事を聞かせる指導をする教師はダメです
生徒の中には「なぜ、そんなことをしなければならないのか?」と疑問を持つ子供の、疑問点を解消してあげることが指導です
本当は優しいとは、やさしさこそが教師の持つべき根幹の資質だからです
本当の強さを持っている人は優しいものです
では、逆に見習うべきではない教師は?
見習わない方がいい教師
生徒から好かれてそうだから良い教師か?
違います
中学生は結構単純な打算的思考です
「この人だったら大丈夫」とか
「この先生は怖いから大人しくしよう」とか
そういった考えは持っています
じゃあ、生徒から好かれていそうな先生はどんな風に接しているか?
例えば、生徒が「あだ名」で呼んでいるとかですね
教師と生徒と立場がメリハリがついていれば許せるかもしれませんが、あだ名を許しているようでは良い先輩とは言えません
あだ名はあくまでも同年代の友人との会話で使います
あなたは教師です
学校へは友人を作りに来ているのではありません
また、生徒も「あだ名でいいんだ」となってしまいます
そして、実際問題があり、指導するときになるとやっぱり指導になりません
指導とは読んで字のごとく「教え導くこと」です
同年代のタメと思われていたら指導ではなく、生徒からすると愚痴を聞いてくれる相手との会話にしかなりません(それも大切ですが指導とは別です)。あと、指導のつもりで伝えた言葉も半分も伝わりません(「なんでお前に言われないといけないの?」と生徒は感じます)
生徒は、生徒自身が接しやすい教師のところに行きます
でも、そこで何でも許してしまっていると大切な時に指導ができません。そういう教師を見習う必要はありません
賢いから良い教師?
賢いだけではダメです
もちろん、必要最低限の知識は教科指導者として必要ですし、賢いに越したことはありません
ですが、賢いだけで指導もできない、授業も上手く成り立っていないとなると話が変わります
中学校3年生は、入試があるので必然的に生徒自身が授業には真剣に取り組みだします
力が問われるのは1年や2年です
最近の成績に関して、1年次、2年次の成績も入試時期の成績に加味されるようになってきているので昔ほどではありませんが、一番生徒指導で大変な時期は2年生でしょう
授業では、寝ている生徒がいる、話を聞いていない生徒がいるなど
学年を見れば、休み時間と授業時間のメリハリができていない、教室内がゴチャゴチャしていたり、空気が悪かったりする
いくら賢くても教師がその賢さを伝えきれる環境を作れていないと宝の持ち腐れです
教師は生徒に伝えてナンボです
80点の知識の教師が70点分伝えられるのと、150点の知識の教師が70点しか伝えられないのとでは明らかに後者にはダメなところがあるという事です
賢さだけでは生徒はついてきません
勤続年数が長いから良い教師?
勤続年数がある程度の節目に来ると職員室や会議の場で表彰されたりします
もちろん、長年勤めあげることは立派です
本当に素晴らしいと思います
ですが、本当の意味で貢献したのでしょうか?
教師の貢献とは、子供たちに最良の教育サービスを提供すること
もちろん、時代によってサービス内容も変化するので、一概に判断するのは難しいですが、10年前の授業スタイルを毎年毎年20年繰り返すことに果たして価値はあるのでしょうか?
断言します
価値はありません
なぜか?
今の時代、調べようと思えばすべて情報は調べられます
もう一つ言えば、塾は学校より進んで授業をしています
生徒は知っているし調べることもできるのです
教科書を読んで、ノートを書いて、問題を解くだけの10年、20年前の授業スタイルでは価値の提供はできていません
教科書を読むだけなら情報はネット上にいくらでも転がっています
ノートの板書もこのサイトにあります( 地理一覧 歴史一覧 公民一覧 )
しかも、全単元の授業用のノートを公開しています
時間をかけずに、お金をかけずに誰でも情報を手に入れられる時代なのです
だから、教科書に載っている情報に価値はありません
その先に価値のある物があるのです
例えば、歴史上の人物と違った思考でその出来事を見たらどう考えられるか?歴史はどう変わるか?
その出来事や政策の背景にある人々の思惑やその絡み
それらを、理解し、話し合いができているのなら思考を深めるアクティブラーニングはできていると言えるでしょう
ですが、いまだに知識の詰め込みから脱却できていないのが現状です
もちろん、子供たち知識の乏しさが一因なところはあります
ですが、そうならばなぜそこの改善に向けて取り組まないのか?
子どもに「もっと勉強しなさい」「やり方が・・・」というのではなく、教師自身が時間をかけて学ばせ直してあげればいいじゃないでしょうか?放課後も部活ではなく、休日も無償で教えてあげればいいじゃないですか。でもそんなことはしません、そのような教師は生徒の時間より自分の時間が大切だからです
勤続年数が長いからと偉くはありません
好きなクラブに多くの時間を費やしている教師も非常に多いですからね
時間の比較だけで言うのなら「ウニ」は食べてはいけなくなります
種類によりますが、あるウニは100歳ぐらいまで寿命があるようですので(最長200才ぐらいのようです)
偉そうにしている教師
少し私のグチみたいになりますが、グチではありません
偉そうにしている教師は基本的に自分を偉いと思っています
これは、生徒に対してではなく、教師に対してです
教師に対してタメ口であったり、明らかに誠意がない、見下す
こういった所作がみられる人間を見習う必要はありません
一時的に、「こんなに偉そうにできるってすごいな~」と思う時期もあるかもしれませんがタダの幻覚です、思い込みです
なぜ見習うべきではないのか?
ある会社の、明らかに年上の社員が敬語で新入社員と喋っている場面を想像してみてください
その上司はおそらく、新入社員を大切にしていこうと考えているのがイメージできると思います
そうです、偉そうにしている人というのは、他人を大切にしようと思っていない人です
そういう人は基本的に自分のことや、自分とかかわりの深いことにしか興味は持っていません(例えば部活動とかです)
だから、偉そうにしている教師を見習う必要はないのです
まとめ
今回は、見習うべき教師、見習わない方がいい教師を紹介しました
見習うべきは
- 授業がしっかりでき
- 生徒指導がしっかりでき
- 本当は優しい
見習わない方がいい教師は
- 生徒からタメ口
- 賢いだけで指導・授業力がない
- 勤続年数が長いだけ
- 偉そうにしている
といったところです
年数が長くなればなるほど、新しい教育や社会は見えにくくなります
特に、学校という限られた小さな社会しか知らない教師ならばなおさらです
しかも、教師の大半は、一般企業での社会人経験はありません
教師の世界しか知らなければ偏るのは当然です
ですが、あなたは知ったはずです、見習うべき教師を
心当たりは一人や二人はいるはずです
そういった教師の良いところをどんどんマネして、あなたの力にしてください
教育環境は社会は目まぐるしく変わっています
力をつけて子供たちを導いてください
こんな文章でも参考になれば幸いです
最後に
私も少しでも学生の勉強の足しになればと
授業の記事・動画をまとめていますので忙しい時はコピペしてプリント作成の参考にしてください
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