オンライン授業が進まないわけ【教師になってわかった3つの理由】

学校関係

こんにちは

てぃーちゃーMです

本日は

【オンライン授業が進まないわけ】を紹介します

結論から言うと原因は3つ

【財源】【教師】【価値】です

詳しくは下の記事で説明しますが

まず現状を見ると

現在、家にいながらさまざまな事ができます

買い物、映画、運動、勉強など

そんな中でも大切と言われているのが

オンラインによる勉強です

そもそも教育自体がとても大切です

都市伝説などで世界を動かしているといわれるユダヤ人(実際にはそんなことありませんが、有名人はいます)

そのユダヤ人が学ぶ教科書があります「タルムード」と言います

そのタルムードや先人の教えには一つのクイズがあります

あなたも考えてみてください

「ある国があるとして、その国を亡ぼすためにはどこを潰せばいいか?」

というクイズです

ある国のリーダー、大統領や王様でしょうか?

違います

軍事施設でしょうか?

違います

食糧倉庫でしょうか?

違います

正解は・・・

「学校」です

学校を潰せばその国を亡ぼすことができるという事です

どういうことか?

学校はその国の言葉や文化、歴史や社会性や色々を学ぶところです

今の日本の学校は目的が優秀な労働者を輩出することです

詳しくは別の話になりますので別記事で・・・

話を戻すと

学校はその国を学び、その国を愛する人材に育つところです

ですが、その学校が無くなってしまうと

歴史や文化、言葉などを学ぶ機会が多く失われそのうちその国はなくなってしまうという事です

だからユダヤ人はユダヤの戒律を学び実施することに重きを置いていて

布教活動などはあまり行いません

布教活動より大切なことは

「生活」であり「文化」であり「歴史」を子供たちに伝えることだとされています

子供側からすると学ぶことが大切という事です

アインシュタインやザッカーバーグ(ユダヤ系)などを輩出するユダヤの血がそういうのです

結構説得力がありますよね

ですが、ネットショッピングやおもしろ動画は普及しているのに

オンライン授業はいまいちです

そこには教師になってわかった理由があります

オンライン授業が進まない3つの理由

財源

2020年現在タブレット端末で安いものだと6,000円程度から

高いものだとウン十万円します

単純にわかりやすく1万円としても

学生人口の合計が約1,800万人

幼稚園や保育園(1.5万人)を省いてもあまり変化が無いので1,800万人で計算をすると

1,800万人×1万円=1,800億円です

仮の1万円でこれだけですから値段が高いともっと増えるという事です

システムや設備等の費用もかかるとすると倍以上かかります

学校の事情(統廃合が進んでいる)も考えると

簡単にタブレットだといって導入することは難しいですし

システムと教育とを同時に進めていくことも、現在のままのカリキュラムだと教師への負担も大きくなります

(平成29年度の予算では教育、科学関連に6兆円でているのですが・・・)

一律に全国となるとどうしてもお金の面での負担がとても増えます

人も動くので簡単には全国展開は難しいという事です

教師側

下の数字は平成25年度から28年度への

教員の平均年齢の変化です

公立幼稚園・・・41.6歳 → 41.0歳

私立幼稚園・・・34.7歳 → 35.3歳

公立小学校・・・44.0歳 → 43.4歳

公立中学校・・・44.1歳 → 43.9歳

公立高等学校・・45.8歳 → 46.0歳

私立高等学校・・44.1歳 → 44.1歳

引用:「平成28 年度学校教員統計調査(確定値)の公表」文部科学省より

どうですか?

学校の先生はまず

ほとんどの先生がいきなり教師になって始まるより、1年契約の講師や非常勤といって授業だけしか持たない教師から始める人が多いです

どのような教師にしても、教育関係しかやっていないという人がとても多いのです

大学を出てから学校関係でしか働いたことが無く

40半ばの人たちがほとんどで、となると

はたして、現代の時代の変化に迅速に対応できるでしょうか?

もちろん教師になるには採用試験といって

基礎的な一般知識から各教科、各校種での専門知識も問われますし、面接もあります

だからといって禁止されている校内喫煙で処分を受ける教師は毎年いますし

犯罪や飲酒運転なども毎年出てきています

教師も普通の人です

普通の人だけど、教育関係の仕事しか知らず、20代からどっぷりつかりこんでいる人たちなのです

もちろん教育に関してはベテランでしょう

ですが、ベテランだからと言ってパソコンに長けているわけではありません

技術の教師などはパソコン関係はよくできるようですが

学びを向上させる教師は果たして多いでしょうか?

教師は一度合格してしまえば、本当に犯罪関係でもならない限りクビになることはありません

どんなにさぼっていても、どんな授業をしていてもです

そういう教師も実際いました

クラブしかしないとか、クラブで弱い学校に配属になると「転勤させろ」と言う教師です

そういった人に向上心なんてありません

自分の今の地位と自分の安全しか考えていない人です

それは教師ではありません

どれだけ整備を進め、環境が整ってもしない教師はしません

利用価値

近代の教育になって学制ができました

寺子屋や藩校から変わって学校が各地に作られていきます

外見もかわれば中身も変わっていきます

例えば寺子屋などは「個別授業」が基本です

しかも、自分で学んで達成できるようになればもう来ないでもいいという現在の大学みたいな科目履修です

それが、明治になり「一斉授業」に変化します

その他

寺子屋時代は、墨と筆、買えない人は盆の上に灰をまぶして時の練習をしていました

明治になり「石筆」と「石盤」を使うようになります

携帯用のミニ黒板みたいなものです

昔「赤毛のアン」というアニメで(原作は小説でありますが)男の子の頭を叩いたアイテムです

紙が大量に作られみんなが使うようになるのはまだあとの話です

ですが、あなたはどうでしょうか?

おそらく、紙と鉛筆が当たり前だったでしょう

今の中学生は、ほとんどがシャープペンシルになり

そのうち筆記用具も無くなるかもしれません(私は使い続けるとは思いますが)

でも、いきなりガラッと変えることは難しいです

変化は徐々にですし、その変化に価値を見出すからこそ定着していきます

もう一つ

現代の教育機関は多くの労働者(教師や事務、作業員さん)を抱えています

オンライン授業が当たり前になるとおそらく教員の数も減っていくでしょう

数年前、団塊の世代が多く退職していきました

その分、新しく多くが採用されました

少しは入れ替わったと思いますが平均年齢は40半ばです

いきなり多くの人を辞めさせることはできませんし

少子化と情報化社会は

自然と、オンライン授業もいまより多く提供していくことになるでしょう

可能性

先ほども書きましたが

いつでもどこでも学べるという事は

「社会の求めるニーズの変化に柔軟に対応できる」という事

今後、海外とのつながりももっと強くなっていくでしょうし、海外でも日本の教育が学べる仕組みも普及していくでしょう

情報化社会とどう向き合っていくかはあなたのこれからにかかわってくるでしょう

5Gになり通信速度がもっと大量、高速になりオンライン授業に必要なインフラを整えてくれています

可能性は大いにあるでしょう

まとめ

今回は、オンライン授業がまだまだ普及しない理由をお伝えしました

財源の観点から

教師側の観点から

価値の観点から

まだまだ社会の体制がそうなっていないという事です

ですが、今後、拡大普及していく可能性は大きいでしょう

通信インフラが整っていくともっと自由化が進んでいくでしょう

今回はこれで終わりです

私も少しでも学生の勉強の足しになればと

授業の記事・動画をまとめていますので参考にしてください

▶【てぃーちゃーMの社会科】授業ブログ「やさしい社会科授業」

http://teacherceo-masajirusi.com/

▶【中学社会科動画】youtube

https://www.youtube.com/playlist?list=PLWuTo1d_8MwwdbfWkLWaPLUibd6h0I0E0

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