こんにちは
てぃーちゃーMです
【テーマ】:メソポタミア文明の小話
まずは授業に必要なキーワードです
古代文明、チグリス川、ユーフラテス川、太陰暦、六十進法、くさび形文字、青銅器、ジッグラト(神殿)、バビロニア王国、ハンムラビ王、ハンムラビ法典
授業での話のきっかけは毎回考えるのが面倒ですよね
何となくのくだらない世間話で授業に入るようでは授業とは言えませんが
興味や関心を引ける話題ならば勉強、学びにつながります
中学生や小学生、高校生でも興味関心から深い学びにつなげたいですよね
なので今回は良い導入、授業の入りの小話を紹介します
ジブリ
![](https://koumuinnfukugyou.teacherceo-masajirusi.com/wp-content/uploads/2020/04/unnamed-file-128.png)
あなたは「もののけ姫」を見たことはありますか?
ジブリの作品です
概要は、村を襲ったタタリガミと呼ばれる獣を狩ることで呪いを受けてしまう。その呪いを説くために旅に出る主人公が、大きな山犬に育てられた娘と出会い、自然の神様を人間から守るが・・・・というお話です(説明が下手ですみません)
あの作品のモチーフになっているお話をご存じでしょうか?
それがメソポタミア文明のころの作品
「ギルガメッシュ叙事詩」です
ギルガメッシュという言葉を聞いたら男の人でゲーム好きならばピンと来るはずです
そうです
FFです(ファイナルファンタジー)
ちなみに最新作はこちらから↓↓
たしかFF5のキャラクターでいましたよね
あのゲームでもそうなのですがギルガメッシュは途中で仲間を呼び出します
ご存じでしょうか?
エンキドゥです
本作品のストーリーを簡単に紹介すると
ギルガメッシュと言う王様がいました
若かりしギルガメッシュは強さゆえに暴君でした
それを見かねた神様が作った半獣半人の怪物がエンキドゥ
ギルガメッシュはエンキドゥと戦いますが、決着がつかず自分が最強ではないと学んだこと
それが「謙虚さ」です
エンキドゥを相棒としたギルガメッシュは強敵を退治しに行きます
その強敵が
森の怪物「フンババ」
マリオに出てくる溶岩から顔を出すあの怪物です(呼び名だけですが)
死の息を吐くフンババ
それが怒ったシシガミ様ですね
フンババを倒したギルガメッシュとエンキドゥは帰り道に女神に出会うのですがその女神をギルガメッシュは無視します
無視された女神は怒ってエンキドゥを病死させてしまいます
ここでギルガメッシュはもう一つ「死を恐れる」ようになります
そこで不老不死を求めるようになったギルガメッシュは不老不死の人物(ウトナピシュティム)に出会ってどうやって不老不死になったのかを聞きます
その話こそが「ノアの方舟」
6日間、大洪水が起こる話ですが
動物たちを一つがいずつ乗せて悪者は洪水で流されたという旧約聖書の話です
ギルガメッシュも不老不死を得るため6日間不眠不休にチャレンジしますが失敗
さらに、若返りの薬ももらうのですが無くしてしまうと踏んだり蹴ったりでしたが
ここで、限りある命を精いっぱい生きようと考え直すというお話です
ジブリのもののけ姫からは少し離れましたが内容は似たようなものです
キリスト教
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ノアの方舟
先ほど、ギルガメッシュ叙事詩に出てきたのが
これは神の啓示を受けたノアが生き物をのせて洪水を乗りきるというお話です
6日間の洪水ですが
収まったかどうかを確認するためにノアが放ったのが鳩です
その鳩が返ってきたときにくわえていたのがオリーブの葉っぱです
だから鳩とオリーブは平和の象徴なんです
ノアの方舟以外にもメソポタミアとキリスト教をつなげるのが
⇓ノアのブルーレイですが内容はオチがいまいちです(静かなおしまいです)
エデンの園
アダムとイブをご存じでしょうか?
ヘビにそそのかされて禁断の果実(知恵の実)を食べてしまったアダムとイブが楽園を追放されるという話です
その楽園であるエデンの園の場所がメソポタミアの地だと考えられています
昔はもっと緑が豊かな地域だったようですが
大昔は食べ物も取れて、生活に困らない暮らしがそこにはあったのかもしれません
そして、ルールを守らなかった者はその地域から追い出されてしまうという決まりもあったのでしょう
おそらくは、追い出された人が、後に楽園のような地域があったのだと、物語にしたことがエデンの園の楽園の話につながっているといわれています
エデンの園やノアの方舟
メソポタミアとキリスト教をつなげる話は他にもあります
ラッキー7
数字の7です
例えば
下の7は創世記における天地創造です
- 1日目 神は天と地をつくられた。暗闇がある中、神は光をつくり、昼と夜ができられた。
- 2日目 神は空(天)をつくられた。
- 3日目 神は大地を作り、海が生まれ、地に植物をはえさせられた。
- 4日目 神は太陽と月と星をつくられた。
- 5日目 神は魚と鳥をつくられた。
- 6日目 神は獣と家畜をつくり、神に似せた人をつくられた。
- 7日目 神はお休みになった。
日曜日は敬虔なキリスト教の国ではサービス業も休みの日にしています
それはキリスト教では休まなければならないからです
そして、もう少し掘ると
6日目に人間を作っています
なぜ最後に人間を作ったのでしょう?
ユダヤ人の考えでは
一番最後に人間が作られたことで「謙虚さ」を学ぶためだといわれています
数字の7はメソポタミアで導きだせます
7と関係のある物が何かというと
月です
ムーンです
月は新月→上弦→満月→下弦→新月→・・・というサイクルです
この新月から約7日間で上弦の月へ
上弦の月から約7日間で満月へと
月の満ち欠けに数字を当てはめました
月と関連のある数字は神聖な数字とされました
それがラッキー7です
そしておおよそですが30日で1サイクルします
なので30も大切な数字
その大切な30日が12サイクルすると
星空が同じ位置に戻っている
約360日ですね
そうです1年です
だから太陰暦(旧暦の暦)と365日の太陽暦とではズレができてしまうのです
でも12サイクルという12も大切な数字ととらえます
1ダースで使われていますね
その他12星座や12月です
30と12が大切な天の数字で
10と20が人間の数字(手の指の数と、足の指の数も足した数)
この4つの数字を使って導かれるのが60です
これは最小公倍数です
ここメソポタミア文明で使われたのが60進法
でもそもそものきっかけは海の潮の満ち引きです
潮の満ち引きと月に因果関係を見つけて空を見上げるようになったのです
宇宙
![](https://teacherceo-masajirusi.com/wp-content/uploads/2020/04/宇宙.png)
最期にノアの方舟の期限をもう少し掘り下げると
シュメール神話につながります
シュメール神話とはシュメール人が作ったとされる神話です
このシュメール人が作った都市は
世界最古の年として知られていますが
このシュメール人の石像が今でもルーヴル美術館にあります
一度行ってみたいものですが
ネットで見ることもできます
画像はこんなのです
→(▲シュメール人の石像▲ 注意:心臓の弱い方はお控えください)
宇宙とのつながりを感じませんか?
グレイです
一般的に知られている宇宙人です
目が大きいあれです
まとめ
今回は
メソポタミア文明の小話を紹介しました
- ジブリ
- キリスト教における聖書の話や数字とのつながり
- 宇宙人?とのつながり
歴史は面白いですね
授業や勉強の参考にしてください
私も少しでも学生の勉強の足しになればと
授業の記事・動画をまとめていますので参考にしてください
▶【てぃーちゃーMの社会科】授業ブログ「やさしい社会科授業」
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