こんにちは
てぃーちゃーMです
本日は
社会を勉強するなら映画を見たほうが良いということを説明します
結論から言うと
【良質な情報を「まとめ」たものが映画】だからです
あなたは
新聞を読むのって面白いですけど面倒な部分もありますよね
情報雑誌もアプリよりまとめられているからいいけど、お金がかかるし
テレビはCMが番組の見どころで入って時間がもったいない、と思ったことはありませんか？
実際、良質な情報にはお金がかかります
新聞や情報雑誌も、編集する人、売る人などいろいろな経費が掛かっているので
買うのにお金が必要です
テレビは広告収入で成り立っているのでCMは必要です
だからCMが流れるのは当たり前なんですが、CMを見させてから、また同じ映像を見せて、もう一度CMにいくとかそんな見せ方ははっきり言って視聴者さんに失礼です
でも、タダで見ることができるので文句は言えませんが
そこでおススメするのが映画です
映画はエンターテイメントではありますが良質なコンテンツです
世界的にもそう認められているから、映画スターなんかは収入が高いのです
今回は元教師の私が見て
ためになった、勉強になったオモシロい映画を５つ選びました
元教師がおススメする映画5選
インターステラー
インターステラー
INTERSTELLAR
2014年
1番おススメはこちらです
マシュー・マコノヒー演じるクーパーという主人公が、家族を残して地球を救うため宇宙に飛び出し、プランの1つである地球の代わりとなる惑星を探す旅に仲間とともに出かける話です。
家族愛と科学と歴史と聖書などが関連してくるクリストファーノーラン監督の作品です
バットマンビギンズのシリーズやインセプションなどを手掛けた大監督です
この内容で元社会科教師として良いなと思ったところが
環境問題
地球の危機に対して何をするのか
また人類はどう向き合っていくのかという、少しスケールは大きいですが興味関心を引き付けるのには良い内容です
その他、作中にラザロ計画というプロジェクトが出てきます
ラザロとは新約聖書に出てくる、一度死んだけどよみがえった人物
地球の再生と聖書の題材をかけています
またラザロ計画のリーダーの名前も意味があります
そのリーダーが抱えた苦悩とやったことが意味がとても深かったです
その他、相対性理論を簡単に理解させてくれます、主人公の年齢と家族です
この記事では中身までは紹介しませんが
学びを深めるきっかけになる良作です
カティンの森
カティンの森
2007年
アンジェイ・ワイダ監督の作品です
日本の私たちからすると馴染みは無いかもしれませんが
「ワレサ 連帯の男」や「ダントン」など、革命や歴史関係の作品があり
ヨーロッパの歴史事情をわからないと内容はつかみにくいかもしれませんが
社会主義ということと、ナチスドイツというキーワードを知っていれば内容はわかります
内容は簡単にですが
第二次大戦の前に、ドイツはドイツ・ポーランド不可侵条約を廃棄し、ソ連との間で独ソ不可侵条約を結びます
1939年9月1日にドイツがポーランドに侵攻することで第二次大戦が始まります
次いで、ソ連も「ソ連・ポーランド不可侵条約」を廃棄してポーランドに侵攻
ドイツもソ連も、独ソ不可侵条約の秘密の約束に基づいてポーランドへ侵攻します
そんな中でポーランド人の夫のアンジェイを探しに来たアンナ
2人は出会えるのですがアンジェイは軍への忠誠から逃亡を拒否し、捕虜として教会に収容される
アンジェイはそこから日記をつけ始める・・・
実際にあった事件だが
1943年4月、独ソ不可侵条約を破ってソ連領に侵攻したドイツ軍が、元ソ連領のカティンの森の近くで、一万数千人のポーランド将校の死体を発見した。ドイツは、これを1940年のソ連軍の犯行であることを大々的に報じた。
その後ドイツが敗北し、大戦が終結した1945年以後、ポーランドはソ連の衛星国として復興の道を歩み始めた。そしてソ連はカティンの森事件をドイツ軍の仕業であると反論し、事件の真相に触れることはタブーとなった。苦難を乗り越え、大戦から生き残った軍人や国民、カティンで親族を失った遺族らには厳しい現実が待ち受けていたのである。
引用：Wikipedia（カティンの森）より一部抜粋
アンナは後に夫であるアンジェイの日記を手に入れる
そこに記されていた内容は・・・
歴史を知ることができるという事、戦争の闇、実際の事件とは人間が実際に引き起こした行動という事
考えさせられる内容がふんだんに入っています
戦争の怖さがわかる作品です
HOME 空から見た地球
HOME 空から見た地球
2009年
監督：ヤン・アルテュス＝ベルトラン
製作：リュック・ベッソンなど
監督のヤン・アルテュス＝ベルトランは航空写真家でヒット写真集を出しています
製作のリュック・ベッソンは知っているのではないでしょうか？
レオン（ジャンレノ）やトランスポーター（ジェイソンステイサム）シリーズの監督、制作の人です
これはもう地理の分野です
普段は見ることのできない上空からの映像なので新鮮でかつ鮮明な映像で
テレビのように何でもかんでもごちゃごちゃしゃべりが入ることもありません
語りも必要最低限ですがナレーション内容も洗練されています
映像を邪魔していないという事です
キャッチコピーも「まだ知らない“故郷”地球に出会える空の旅」です
本当に自然の感動を与えてくれる作品です
私も、中学校の授業で3年間のうちで必ず1回は見せました
生徒たちは退屈そうに見ていましたが・・・
自然を大観できるかたは気に入るとおもいますが
好きな人と嫌いな人は分かれる作品かもしれません
セブン
セブン
1995年
ブラッドピット、モーガンフリーマン出演の名作です
猟奇殺人を描いた物語ですが
ストーリーはラストの面白さ必見です
監督はデヴィッド・フィンチャー
シガニ―ウィーバー主演のエイリアン３、ジョディフォスター主演のパニックルームなど面白い映画をたくさん出していますが
このセブンは「7つの大罪」がテーマです
そうですキリスト教です
きっかけ作りだけにはなりますが、７つの大罪からキリスト教への興味関心度は高いです
7つの大罪とは
- 高慢・・・おごりたかぶって人を見くだすこと。また、そのさま。象徴：ルシファー
- 物欲・・・欲深いこと。象徴：マモン
- 嫉妬・・・何かを失うこと、または個人がとても価値をおくものを失うことを予期することからくる懸念、怖れ、不安というネガティブな思考や感情に関連した言葉。象徴：レヴィアタン
- 怒り・・・様々な要因・理由で起きるもの。例えば目的を達成できない時、身を傷つけられた時、侮辱された時などに起きるものである。象徴：サタン
- 色欲・・・性的な満足を求める本能。象徴：アスモデウス
- 貪食（大食）・・・大食い、美味しいものを際限なく欲しがる。象徴：ベルゼブブ
- 怠惰・・・すべきことを怠ける様子を表す言葉。象徴：ベルフェゴール
面白いのが、ガンディーも「７つの社会的罪」として出しています
- 理念なき政治
- 労働なき富
- 良心なき快楽
- 人格なき学識
- 道徳なき商業
- 人間性なき科学
- 献身なき信仰
キリスト教における7つの大罪は人間の欲求への戒め、やりすぎはダメ、ほどほどが良い、中庸ということ
ガンディーの方が今の社会ではわかりやすいかなと思います
ガンディーはインド独立の父「非暴力・不服従」の人（参考：▲ガンディーの最期▲）
説得力も十分だし授業にもつなげることができます
もののけ姫
もののけ姫
1997年
スタジオジブリ
言わずと知れたジブリの名作
ご存じでしょうか？参考にされたメソポタミア文明の書物を！！（参考▲明日から使いたい授業の小話 メソポタミア文明▲）
メソポタミア文明は置いておいて
時代は室町時代（外国が明という設定なので）主人公アシタカは蝦夷の一族
蝦夷とは、稲作文化ではなく、続縄文文化の東北地方の一族という設定
だから、弓矢の扱いが上手い
まあそれは置いといて
主人公はイノシシ神の呪いを受けてしまい、呪いを解くために旅に出ます
その先で山犬に育てられたもののけ姫こと「サン」に出会い
サンとともに、山の神様シシガミを殺そうとする人間を止めるために奮闘するお話です
子どもも知っていますし話しやすい内容なので授業の入りとして使いやすいです
（個人的にジブリシリーズは好きなので授業でもよく例として使っていました）
まとめ
今回は
- インターステラー
- カティンの森
- HOME 空から見た地球
- セブン
- もののけ姫
を紹介しました
アマゾンで注文すれば商品代で1万円ちょっとです
授業の導入が増えて楽しくなるのと
プライベートでの楽しみにもなっていいかなと思います
有名なのでほとんど知っていると思いますが
見直してみると新たな発見や気づきがあったりします
インターステラーなどは意味を分かってみるとより一層深く感動できます
楽しんでください
もちろんですが
趣味での映画としてもおススメですので是非！！
終わりに
あなたのこれからの活躍を応援します
私も少しでも学生の勉強の足しになればと
授業の記事・動画をまとめていますので参考にしてください
▶【てぃーちゃーMの社会科】授業ブログ「やさしい社会科授業」
→http://teacherceo-masajirusi.com/
▶【中学社会科動画】youtube
→https://www.youtube.com/playlist?list=PLWuTo1d_8MwwdbfWkLWaPLUibd6h0I0E0
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