こんにちは
てぃーちゃーMです
本日は
【教師は本当に忙しいのか?】という事を教師の勤務の実態から紹介します
今回は、
自分から見た、ほかの教師との比較もありますが
あくまで、私目線ですのでご了承ください
結論から言うと
忙しくする人は忙しくなり、忙しくしない人はいくらでも楽ができるということ
この記事を見ているあなたも
教師って大変そう・・・
モンスターの保護者対応は大変そう・・・
休めなさそう・・・
と教師は忙しそうと考えていると思います
実際
教師は忙しいです
私の実例とともに紹介したいと思います
ちなみに私のプロフィールはこちらから→▲自己紹介▲
勤務の実態
テレビでも
「労働環境が・・・」
「残業が月○○時間・・・」
「ブラック企業・・・」
と言うように
学校の勤務体制を悪く言う報道はとても多いです
ですがそういうブラックなところがあるのももちろん事実です
実際、労働基準法における勤務時間でいうと
1日8時間、週で40時間以下に定められています
これを法定労働時間といいますが
そもそもこの時間内で終わらない状態の教師もたくさんいます
ですが
まずはどういった形で
どのような時間が決められているかを紹介します
あと、学生が授業を受ける基本の時間は
5日×6時限-1時限とします
大体、5時限の日が1日か2日あり
ほぼ6時限で動きますので
授業時間は週で29時限とします
教師の仕事時間の基本
まず知っておくことが
授業時間数と部活動と○○前です
以下で説明します
授業時間数
この授業の時間が多いか少ないかによって負担は大きく変わってきます
例えば1学年を1人で受け持つとして
社会科の場合、1年生の時と、2年生の時は授業時間数が週3時間です
3年生になると週4時間になります(2019年時点なので今後変更する可能性はもちろんあります)
5クラスあるとすると
5クラス×3時間なので、合計週で15時間持つことになります
そこに担任の業務である、学活や道徳、取り組みなどが入ると+4時間と考えて
合計で時間数は19時間になります
先ほど書きましたが
生徒の時間数が29時限なので
29時限-19時間=10時間の隙間ができます
この10時間を5日で割ると
1日あたり2時間の隙間ができるという事ですね
例えば、午前中の4時間目までを全部授業で埋めると
午後からは授業が無い1日になるという事です
ですが
1つの学校で社会科の教師が3人いる場合
一学年の担当は「1人」という形で分担すればいいのですが
分担しなければいけないわけではありません
例えば
新任の教師がその一人の場合
授業も担任も、となった場合
新任では大変な場合もあります(こういった事情は管理職から秘密裏に言われたりします)
そんな時は、他の二教師が新任の学年の授業をいくつかだけ持ってあげるという事が起こります
そうなると
例
- 新任=授業3クラス×3時間+学活1クラス×4時間=13時間
- 教師=授業6クラス×3時間+学活1クラス×4時間=22時間
- 教師=授業5クラス×4時間+学活1クラス×4時間=24時間
という形になります
この例の場合は、真ん中(2年生)を受け持った先生が
新任の担当の1年生の1クラスを受け持つ形です
3年生は4時間なのでそのままとしました
私の実例を紹介すると
3学年とも3クラス、担当教員2名で
2年と3年を受け持ち、担任もやっていました
ですがクラスは3クラスだったので
2年=3クラス×3時間=9時間
3年=3クラス×3時間=9時間(1時間は振り返りや復習として別の教師に見てもらいました)
担任=1クラス×4時間=4時間
合計が22時間でした
これは自分で授業を見てあげようと思ったこと
教科の担当と話をしたので不満も何もないのですが
反対のもう一人の授業時間数が激減してしまうのです
1年=3クラス×3時間=9時間
3年=3クラス×1時間=3時間
担任=1クラス×4時間=4時間
なので合計が16時間です
これを29時限-16時間=13時間とすると
13時間÷5日で1日約3時限分の授業になります
1日の約半分が授業が無い状態になるわけです
一方、私の場合
29時限-22時間=7時間
7時間÷5日=1,4時間
1日で1時間の隙間しかないという事です
授業時間数は教科担当で相談して決めるので
常識的な教師同士であれば問題なく分担できますが
なかにはそうでもない教師もいますので一応・・・
部活動
部活動も原則として
希望は伝えることはできますが
希望通りになるかはわかりません
そして
どこかの部活の顧問にならなければいけない
状態です
もちろんそこでは
専門外のスポーツや文化の顧問を担当しなければならない現状もあります
専門ならばまだしも
専門外で、なおかつ、力を入れている部活動になると
教師への負担は厳しくなってきます
朝練や夕方遅くまでの部活動の取り組み
なども出てきます
顧問も本来は、顧問と副顧問の2人から3人体制が基本ですが
どちらかの家庭の事情や立場で、ほとんど部活に参加しない顧問、副顧問も出てきてしまいます
仕方がないのですがね・・・
学校内での足並みも大切です
「○○部は遅くまでやっているのに、うちのクラブはなぜやらないのですか?」
という保護者からの問い合わせも出てきます
私がいた当時は
クラブ活動の時間も減らされていて本来は6時に完全下校の体制がとられていました
ですが
学校によって違います
担当する教員の力(勤続年数が管理職より上や、先輩後輩の体育会系の思想など)によっても違います
また、部活動ではなく地域の活動と称して実質部活動を続ける教師もいました
当の教師は問題も無いのですが
その教師がいなくなってからが大変です
もし、あなたが専門外の部活動を受け持つことになったらどうでしょうか?
周りの部活動との足並みがそろっていない場合だとしたらどうでしょうか?
教員からは言われます
「今までは、こうだったけど君が変えないといけないよ」
保護者からも言われます
「なぜ、いままでこうだったのに変えるのですか?」と
話がそれました
要するに
朝も夕方も部活動をやっていると
授業関係、クラス関係の業務が
部活動が終わってからしかできないという事です
○○前
いくつかあります
部活動の大会前
定期テスト前
行事の前
まず、テストが1週間前になってくると(学校によっては3日)部活動は休みになります
ですが、部活動の大会が近いと部活をします
公式戦の前という決まりが多いですが
練習試合であっても、テスト前に練習をさせているクラブもありました
そんなテストですが
テストは教師が作っています
もちろん
過去に作ったテストの同じ問題を出すわけにはいきません
なぜなら、塾では学校のテストを保管し、塾生に教えているからです
過去に、去年と同じ問題を出して管理職から指導を受けている教師もいました
この手作りテストは時間がかかります
毎日、授業と授業の準備、クラスの準備と部活動をしていて
日々にテストを作る時間がほとんど確保されていない場合
テスト前の、部活動が休みの時ぐらいしか作るタイミングが無いのです
ですが、大会と重なったりすると厳しくなってきます
だから
私の場合(もっと効率よくできる先生方もいたでしょうがあくまでも)
金曜日から徹夜でした
学校にこもって作業です
もちろんそれ以前に、出題する問題はリストアップしています
なのでほぼ打ち出すだけだったのですが
やっぱり時間はかかります
夜中に学校でテストづくりをしていると
教頭先生が仕事をしにやってきたり
セキュリティシステムが作動してアラームが鳴り続け
電話がかかってきてセキュリティが駆けつけるという事もありました
行事ごとの場合は比較的楽です
学校行事は予定を組み、委員会を作り、生徒も手伝ってもらいみんなで取り組みます
なので基本は業務時間内に終わるように段取りも組まれて動かされます
結論
ここまでの感覚で予定を見てみると
- 朝は朝練
- 門の前であいさつなどの正門指導
- 担任の学活
- 授業
- 昼食指導
- 昼休みの巡回
- 授業
- 終学活
- 部活動
- 自分の業務
という形です
その間に、生徒間で問題行動などがあった場合は生徒指導
不登校、体調不良や、保護者との調整等があれば話、電話、家庭訪問など
授業づくり(学校内では不可能なので家でやってました)
授業が無い時でも各教室で問題が無いか見回り
私自身バカだったので、昼食指導なので昼食時も
生徒の様子の確認と、給食の配膳、コミュニケーションなどで
昼食は部活動前の4時ごろが通常でした
部活動もあるのでゆっくり食事はできません
パンとおにぎりとかそんな軽食です
4時間目とかが空き時間の場合は先に食べてましたが
大体、何かの用事やトラブルはありましたね
ですが、初めにも言いましたが
教師によって受け持つ時間は様々です
中には机で仮眠を取っている教師もいるので
あなたがどういう立場になるかは自分次第とも言えます
まとめ
今回は
教師の勤務の実態から
教師は本当に忙しいのか?という事をいくつかの実例と紹介しました
- 授業時間の調整は相談で決める
- 部活動も受け持たなければならないが希望は言える
- 忙しい部活は忙しい
- テスト期間もテストづくりと採点業務とで忙しい
- 保護者対応や生徒対応 などなど
はっきりいうと忙しいです
ですが、割り切ってやっていけば定時での退勤も可能です
ですが、
教師になったのは「生徒のため」
「自分のため」に割り切るには決断がいりました
教師は崇高なる職業だと思います
自分の命を削り社会に貢献する
しかも、次代をになう子供たちを育成するという崇高なる職業
ですが、公務員という立場上
「崇高なる職業」がただの「割のいい業務」
になっている人もいました
あなたがどうとらえるかも
どう取り組んでいくかももちろん自由です
私のような若輩でも、子どもたちのためには命を削って取り組める職業です
卒業式にはやっぱり涙が出ます
そういった他では得られない感動が待っていることも事実です
いっぽう冷めた教師がいるのも事実です
あなたはどうしますか?
ここまで読んでいただけているという事は
あなたには自分にしかできない使命があることを感じているのだと思います
あなたのこれからの活躍を応援します
幸運を!!
最後に
私も少しでも学生の勉強の足しになればと
授業の記事・動画をまとめていますので参考にしてください
▶【てぃーちゃーMの社会科】授業ブログ「やさしい社会科授業」
→http://teacherceo-masajirusi.com/
▶【中学社会科動画】youtube
→https://www.youtube.com/playlist?list=PLWuTo1d_8MwwdbfWkLWaPLUibd6h0I0E0
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最後までご覧いただきありがとうございます
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